⑩マザコン夫と意地悪な義母『お前は家政婦のようなもんだから』

マザコン夫と意地悪な義母

第9部(前回)の内容はこちら

⑨マザコン夫と意地悪な義母『お前は家政婦のようなもんだから』
第8部(前回)の内容はこちら 第9部:小さな相棒 私はポケットに入れていた手紙を取り出した。 私「これを、ですか?」 義夫の姉「ええ」 義母「ちょっと待って、和子さん、あなた何を企んでるの!」 ...

 

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第10部:虹

狼狽える私の手をそっと雅明が握った。

 

息子「ママ」

「雅明…ありがと」

心が軽くなった気がした。

「全て本当です。そして、離婚したいと申し立てると、弁護士を雇って親権を奪うと脅されました」

旦那「お前っ」

手を挙げようとする夫を周りの親戚が取り押さえた。

 

義父の姉「もう観念なさい…これからのことは、私を交えて話しましょう。もう引退したけど、弁護士だからね」

 

ニコリと義父の姉が私に笑みを見せた。

もう、終わったんだ…頬に一筋の涙が流れ落ちた。

 

 

遺言書の通り、義父の遺産は全て私の手に渡った。

また、智和さんとは離婚し、親権もこちらに渡った。

義母は涙を流しながら

義母「お願い、由里さん。なんでもするから、許してください。あの人の遺産をもらえなかったら、私、これから生活できないわ…」

 

どうやら義母は自身の年金をほとんど娯楽に使ってしまい、ほとんど貯金が残っていないらしい。

対する智和さんも、パチンコ代で小遣いはなくなり、貯金はほぼゼロ。

崖っぷちに立っているのだ。

 

「本当に、なんでもしてくれるんですか?」

義母「ええ!」

「じゃあ、お願いは一つだけです。雅明と私の前に、二度と顔を見せないでください」

 

こうして、義母と旦那とは、綺麗に縁を切れたのだった。

 

 

噂によると、貯金がない二人は、ボロアパートに引っ越した。

義母はブランド物のバッグなどを売り払い、今はアルバイト生活を送っている。

対する旦那(元)は、会社で様々な噂が飛び交い、居場所がなくなって退職。

義母と同じく、アルバイト生活を送っているらしい。

正直、私に対して好き放題やってきたのだから、当然の報いだろうと思っている。

 

 

そんなある日。

私と雅明は、義父の墓にやってきていた。

義父から頂いたお金は、義父の墓の建設代に使い、残りは雅明のために残すことにした。

そっと墓石に水をかける。

 

「お爺ちゃん…本当にありがとうございました…。こっちで動けなかった分、そちらでは目一杯動いてくださいね」

息子「あ…ママ!虹!」

「あら、ほんとだね!」

 

久しぶりに晴れて、虹も出て、もしかしたら、義父が天国で喜んでくれてるのかな…と一人思ったのだった。

 

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読んでいただき、ありがとうございます!

自分で書きながら涙ぐんでしまうこともちょいちょいありました。

嫁ちゃんが幸せになったストーリーでほんとによかった…

また新しいストーリーも書いていきますので、是非インスタの方、フォローよろしくお願いします

 

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