第4部(前回)の内容はこちら

④マザコン夫と意地悪な義母『お前は家政婦のようなもんだから』
\前回の内容はコチラ!/ そして、迎えた花火大会当日。 私「よしっ、はっぴ似合ってるよ」 息子「かっこいい?」 私「うん、かっこいいかっっこいい!」 息子「えへへ」 嬉しそうに笑みうかべる雅明...
第五部:義父からの手紙
旦那 「お前に親権を渡すわけないだろ…それ以上反抗的な態度を取るなら、明日にでも離婚してやるからな」
私「ご、ごめんなさい…もう言わないから」
義母「生意気な態度を取ってないで、さっさとお父さんのご飯の支度をしなさい」
私「はい…」
私がヨタヨタと立ち上がると、雅明が義父の部屋から戻ってきた。
義母「おかえり、じゃあ、行こうか」
息子「うん…まま、カステラ買ってくるからね!」
雅明の柔らかい笑みに、涙が出そうになったが、私はグッと堪え見送ったのだった。
私「行ってらっしゃい…」
扉が閉まり、わたしは力なく手を下ろした。
打ち上げ花火の音を聞きながら、私は煮物を煮込んでいた。
数年前の花火大会は幸せで満ち溢れていたのに、今はどうだ…
あの時、プロポーズを受けていなかったら、私は今、幸せだったのかな…。
そもそもあの時付き合ってなかったら、私は自由の身だったのか…。
私「あぁ…もう嫌だな…」
煮物の中に、涙がぽつりぽつりと零れ落ちたが、それを抑える術は、今の私には持ち合わせていなかった。
なんとか晩御飯を作り終え、私は食事を義父のもとに運んだ。
私「どうぞ、また食べ終わった頃に来ますね…」
泣き腫らした眼を見られたくなくて、そそくさと部屋を出ようとしたが、またしても義父に呼び止められた。
義父「泣いたのか」
私「すいません…大丈夫です」
義父「お前は、なぜ謝る」
私「え?」
義父「今の謝罪は何に対してだ」
あとがき
旦那や夫からも暴力を受け、しかし親権は向こうに取られてしまう可能性がある。
前にも後ろにも動けない状態に、義父が救世主になるかぁーー??
まじで幸せになってほしい( ;∀;)
次回、第6部「義父からの手紙」

⑥マザコン夫と意地悪な義母『お前は家政婦のようなもんだから』
第5部(前回)の内容はこちら 第6部:義父からの手紙 私「それは、泣いてることに対して…です」 義父「私が謝れと言ったか?」 私「いえ…」 義父が上半身を起こしジッと私を見据える。 義父「千寿子には、...
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マザコン夫と意地悪な義母
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