2019年6月24日の週刊少年ジャンプ2019年30号のワンピース(ONEPIECE)第946話のネタバレや感想、考察について記載していきます。
ちなみに最新話までの内容を画像で見たい場合は、ジャンプ+を利用すると読むことができるので、是非チェックしてみてください。
今回の話ではネタバレを含むので、ネタバレが苦手な方は『戻る』ボタンにてお戻りください。
Contents
クイーンVSおリン
『クイーン様~!!』
クイーンの部下が叫ぶ一方、ビッグマムがクイーンの頭を一撃で叩き落す。
地面にもヒビが入るほどの衝撃だった。
『おしるこォ~!!!』
『・・・・!!』
この一撃にクイーンは言葉さえも発することができない。
ビッグマムの猛威
ビッグマムは完全に我を失っている
ただ、お菊はビッグマムの本性を知らないため、『おリンさん!?』と驚きながら立ちすくむまま。
また予期していたことだが、チョッパーも『・・・・』と、開いた口がふさがらない様子。
その場にいたヒョウ五郎は『なんだあの老婆!』と叫ぶが、
間髪入れずにルフィも叫ぶ『ただのローバじゃねェんだよ!』
ビッグマムはクイーンの首を背負い、そのまま振り回し始めた。
クイーンは『オオ!ババー、おれを誰だと…!!』と、もはや自分の名前で威勢を誇る以外、太刀打ちができない様子。
しかしビッグマムは止まらない。『おしるこよこしなトカゲ野郎ォ!!!』と、クイーンのブラキオサウルスの巨体が宙に浮くほどに振り回し始めた。
『ぎぃやああ~~~!』
クイーンは首を持たれたまま振り回され、手も足も出ない。
クイーンの部下はその猛威に逃げるばかり。
咄嗟にルフィが何かを察したのか、ヒョウ五郎を伏せさせる『伏せろじいさん!!』『うお!』
ビッグマムはそのままクイーンを投げ飛ばす。
この衝撃によって兎丼全体に大きく衝撃を受けた。
クイーンの部下たちは『兎丼が危なーい!!』と今にも崩れてしまいそうな兎丼に叫ぶばかり。
このクイーンが吹き飛ばされた衝撃によって、水の刑に晒されていたキッドとキラーが解放された。
苦しそうに肩で息をしながらキッドは水を吐く一方、キラーはそんな中でも笑いは止まらない様子。
その二人が解放されたことに気づいたルフィは『あ!よかったあいつら!』『おい!生きてるかー!?』と声をかける。
クイーンの部下たちは、吹き飛ばされたクイーンを見て『クイーン様!』『クイーン様しっかり!』と声をかけるも、その身体は震えながら返事がない。
『うぉ~~~!!じゅ!!13憶の男がぁ!!』『2撃でのびたァ~~!』
『次元が違う!本物のビッグ・マムだぁ!!』『カイドウさんに報告をォーーー!』
騒ぎ立てるクイーンの部下たち。クイーンは気絶によってゾォン化が解除され、次第に人型に戻っていく。
やはり四皇は格が違った。あれは間違いなくビッグマムだ。
デカい邪魔者が居なくなったビッグマムは『くんくん』と匂いを頼りにおしるこの在処を探す。その様子はどこか嬉しそうだ。
この衝撃にビッグマムをどう対応するかについて慌てた声が飛び交う。
『下手に刺激するな!カイドウさんの指示は!?』
『スマシが全く通信できない状態に!誰も鬼ヶ島と連絡が取れず…』『なんだと!?』
開かずの檻が壊された
また、このクイーンが投げ飛ばされた衝撃によって、兎丼内の”開かずの檻”が壊れてしまった。
『中に何がいるのか知らねぇが…..檻の中でも錠でつながれてる筈だ!』『逃げ出すどころか…
中で死んでるぞコリャ…』
”開かずの檻”は岩でめっちゃくちゃに変形されており、原形をとどめていない。
逃げ出したのか、死んでいるのか、その場にいる部下たちは近づくことができなかった。
カリブーと雷ぞうのスマシ妨害の悪だくみ
その一方で、兎丼の囚人採掘城内幹部塔。
その中で『ニンニン』という声と共に疾走する一人の忍者。雷ぞうだ。
表の騒ぎのお陰で囚人採掘城内幹部塔への侵入は容易だった様子。雷ぞう自身は外で何が起こっているのかは把握していないようだが、彼の任務は別だった。
また、ここまで上手く侵入できたのはカリブーのお陰もあったらしい。
ワノ国には『スマートタニシ(スマシ)』というものが存在し、それによって侵入者の位置情報を通信で共有されることが侵入を困難にしている。雷ぞうにとって厄介な存在だ。
しかし、カリブーが言うには念波が弱いという弱点があるらしい。
どうやら、個々のタニシは念波を親分タニシに送り、その情報を他のスマシに飛ばす方式を採用しているのだとか。
で、カリブーの考えていることとしては、その親分タニシをカリブーの能力で飲み込んでしまうと、兎丼全体の通信が途絶えるのだということ。
カリブーはまた悪だくみを考えていそうな『ケヒヒヒヒ』という笑い声と共に雷ぞうに伝えていたのだった。
カリブーも伊達に長く捕まっていないため、そのスマシの居場所については熟知していたし、その処理方法についても知っていた。
通信の切断はカリブーに任せ、雷ぞうは鍵の奪取に専念していた。
幹部塔内ではスマシが付かないことに混乱している。
雷ぞうは隠れながら逃げつつ、河松を解放することを心に誓う。
おしるこの恨み
一方、ビッグマムはおしるこを発見した。
鍋が見つかった!とクイーンの部下たちは声を上げるが、ビッグマムはそれには目もくれず、おしるこにしか興味が無い様子だった。
『なんて甘く豊かな香り♡こんなにたくさん♡遥々来た甲斐があったよ!!』
と、興奮しているビッグマムだが、周囲にいるクイーンの部下たちは騒然としていた。なぜならその鍋の中にはおしるこは無く、空っぽ。それによってビッグマムの怒りが頂点に上り、全滅になる可能性もあったからだ。
『パカ!』という音と共にビッグマムは鍋の蓋を開けた。目はハートだった。
しかしその鍋の中身は空っぽ。おわんが1つと、”かす”が少しだけ残っていた。
ビッグマムはこれまでに見たことが無いような顔で動揺を隠せずにいる。『…..!!』期待していた分、絶望に近い。
この絶望が怒りに変換されるのは誰しもが予想できていた。
クイーンの部下は一斉に非難するよう声をかける。『命を守れ!予測不可能の災害が来るぞ~~~~!』と、慌てふためて逃げ始めた。
その一方、近くで見ていたルフィは笑っていた
『悲しみわかるなー 俺ももう一回食いてェもんなー おしるこうまかったなーー!』
その言葉にヒョウ五郎は慌てて制止する。『おいおい麦わらの人!!』
『……! ギロッ!』絶望したビッグマムの怒りの矛先はどうやらルフィに向き始めた。
緊迫した空気が流れ始める。
声にならない声が流れた『犯人は、、、お前かーーー!!』
ルフィ自身は声に出したつもりは無かったらしい。
しかし、『えーー!?声に出てたか!?おしるこうまかったって思っただけなのに!』と言うが、その言葉さえも白状していた。
間髪入れずに、ビッグマムの鉄拳が降りかかる。
ルフィに当たらず地面に突き刺さるが、ついに予測不可能な災害が始まった。
ルフィは制止する。『ちょっと待て待てビッグマム!ここから落ちたら俺たちホントに死ぬんだ!!この首輪から刃が出て首が飛ぶ!』慌てた様子。ルフィもこの首輪は取れないと思い込んでいた。
しかし、ビッグマムは我を失っているため、自身がビッグマムはという名前だということさえも覚えていない。
ルフィもは自分が侍に変装しているから分からないと思い込んでいるが、そうではない。
いよいよ土俵際まで追い込まれたルフィとヒョウ五郎。それゆえ首輪が『ピピっ』と少し鳴った。
『ヤベェホントにやべー!』『これはマズいな。もう一押しされたらお陀仏だ。これ以上一歩もさがれねェ』土俵際で慌てる二人に対し、ビッグマムは徐々に間合いを詰める。
外野のクイーンの部下から『ビッグマム、そいつらの首で勘弁してくれ!』という言葉が飛ぶが、ビッグマムは『黙ってな!!』と、岩を投げつけて一蹴。悲鳴が飛ぶ。
ビッグマムはおしるこを欲しがる理由は貧乏な街で親切にされたことにあるらしい。
『おれはあの貧乏な町のみんなに親切にされたから…..!!おしるこたっぷり持って帰りたかったんだ!』『みんなにも食べさせたかったんだよォ~~~!』
どうやら、貧しいながらに自分に良くしてくれた町民に対し、少しでも恩返しがしたいとのことで、町民たちにおしるこを持って帰ろうとしていたらしい。
その事実にチョッパーとお菊は驚愕する。優しさ!!
もはや以前のビッグマムの性格ではなかった。
土壇場の力
しかし、『なぜ食った小僧~~~!』という言葉と共に、土俵際に追い込まれたルフィたちに更なる鉄拳が降りかかる。
『やめろーーーー!』
宙に飛ばされたルフィとヒョウ五郎の首輪が鳴る
『ピピピピピピピピピピピピピーー』
ヒョウ五郎はあきらめていた『ここまでか!!助からねぇ!!』
しかし、ルフィはあきらめていなかった。『ジジィ!畜生!死なせるか死ぬもんか!外れろ!外れろ!外れろ!』
『ピピピピピー』間もなく刃が出る
その瞬間、ルフィの武装色の覇気に包まれるーー
首輪が握り潰し、ひん曲げ、咄嗟に自分の首輪も怖し、投げ捨てる。
二人は間一髪のところで首輪を外し、空中から転げ落ちた。助かったのだ。
そんな二人に対し、通常では首輪が外れるなんてことはあり得ない事態に、ババ抜き達は驚きを隠せない。
ルフィ自身も何故首輪が取れたのか分かっていない。
首輪が取れた事に、解放されたことに笑っていた。
それを見ていたヒョウ五郎は考えてていた。
(コリャ驚いた….今のは…..)
ビッグマムは『また避けたな….!』と、追撃の構えを見せたところで、ルフィは『よし、逃げるぞジジー!』と、笑顔で逃走の姿勢を見せた。
しかし、ヒョウ五郎は腕を組んで難し気な顔をしている。
『麦わらの人!今の感触、忘れぬうちに!俺を守ってくれ!』
ルフィは驚きながら『何言ってんだ!?逃げよう!』と必死に促すも、
『窮地にこそ、力は開花する!』
ヒョウ五郎はその場所を動く意思を見せない。
ヒョウ五郎は自分の命をかけて、何かを掴みかけたタイミングとこの窮地で、ルフィに修行させようとしていた。
『バカか!?今修行!?俺が失敗したら、お前死ぬんだからな!?』
『承知の上!』
ヒョウ五郎は一切動く気配を見せない。どうやらこの窮地のタイミングにルフィが得られるものがあるようだ。
ルフィいは武装色の覇気で身体を纏い、迎撃の姿勢を見せる。
『来い!四皇!』
ONEPIECE 第946話の感想
次回、ビッグマムとの再戦ですが、ようやくルフィの新しい能力が目覚めそうですね。
見聞色の覇気とはまた異なりそうですが、火事場の馬鹿力のような能力?それとも…
ひとまず、今回出てきた伏線をまとめていきます。
キッドとキラー
まずは、水責めの刑を受けていたキッドとキラーが解放されたこと。
邪魔者のクイーンが居なくなり、二人が解放されたことは間違いなく脱獄時になにかしら協力を起こしうると言えるでしょう。
ただ、キラーに関しては笑い続けていることが不気味です。
チョッパーがいることから、SMILEに対抗する特効薬が作れてしまうのか。
キラーはこのまま笑いの要素が復活しなければ、”ここまで”となりそうな気もしますね。
最終的に”笑うしかない”というのはどこか読んでいて”怖さ”と”悲しい”という気持ちにさせます。
この国にローがやってきたことも気がかり。
ローも一応は外科医ですから、その対処法を見つけ出す可能性もあります。
そうなれば、ルフィたちはSMILEの攻略法を知っている唯一の海賊団となりそうですね。
クイーン
今回、クイーンが倒されたときに、『おしるこ』の言葉に反応していました。
何かしら『おしるこ』にパワーアップの秘訣が残っているのか、それともSMILEの特効薬になりうるものなのか。
あの一言からだけでは判断が難しいですが、この国で『おしるこ』は攻略の鍵の一つであるように思います。
クイーンはビッグマムに倒されましたが、おそらくは最後復活してルフィ海賊団と対峙するでしょうね。
カリブーの悪だくみ
毎回、カリブーの悪だくみには頭を悩まされますが、今回も何かを企んでいるように思います。
確かに、雷ぞうは行動しやすくなった。しかし、別の目的が合って親分タニシを取り込んだのでは?と思わざるを得ません。
ただ、カリブーが現在のルフィたちを策にハメて得られるものが思いつかないんですよね。
大金を得たいのか、それともカイドウの手下となりたいのか。
あの顔だけに何か裏があるのではと察してしまいますが、最終的にルフィたちの仲間になるような流れになるとイイんですが…
河松とは?
そして、気になったのは河松。
クイーンがビッグマムによって投げ飛ばされ、開かずの檻が開きました。
それによって中で亡くなったか、脱獄したかの河松。生きているかどうかが気になります。
(まぁ生きているんでしょうけど)
ただ、以前に雷ぞうと対面した時に『鎖が合って顔が見せられない』という話がありました。
脱獄できるとしたら、正面からクイーンがぶつかってきているので、これまでに作っていた裏口から抜け出した…ということになるでしょう。
脱獄したとしたら、雷ぞうは鍵探しが無駄になったことになりますね。
ルフィの能力
最終的にルフィの能力が気になります。
これまでにヒョウ五郎はと共に手に入れようとしていた能力の片鱗を感じたようでした。
このビッグマムからヒョウ五郎を守る戦い方によって、習得しそうです。
となれば、今回はビッグマムとの闘いはヒョウ五郎を守る戦いであり、なおかつ、その能力を身に着けることが目的。
通常、全力で戦う場合はギア4まで使いそうですが、修行のために使わない可能性もあるでしょう。
ビッグマムも自身の能力については忘れているようですし、単純な力と力の戦いになりそうですね。
ここで新しい能力を身に着ければ、カイドウとの闘いの中で攻略の糸口になる可能性もあります。
思うのは、毎回こういった四皇の支配する国で戦いを繰り広げ、ルフィは次第に成長していく可能性がありますね。
いつかの最終決戦のために….
おわりに
以上、ワンピース946話のネタバレや感想、考察について記載しました!
ネタバレということで文字で最新話を公開しましたが、ワンピースはやはり絵で楽しむのが面白いかと思います。ぜひ、マンガが読めるサービスの方で楽しんでもらえればと思います!
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