インスタで紹介した「冷凍食品とか無理だから~冷食は手抜き?~」
その第23話~第24話を公開しています!

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【第23話】冷凍食品とか無理だから~冷食は手抜き?~
義父「お前もだ。家で嫁さんにも働かせておいて、料理まで文句付けて、何を贅沢言ってるんだ?そもそもお前は十分なお金を家に入れているのか?」
夫「いや…その…」
義父「主婦ってのはな、普通に家で家事をしているだけでも、大変なんだよ。俺やお前が気づかないところで働いてくれてるんだよ。それも無給でな。
それをやらせたうえで、お前は嫁さんに日中の仕事もさせてるんだ。つまり、一人二役やらせてるんだよ。お前は仕事の他に何やってるんだ?」
夫「…それは…」
夫の声は小さくなっていった。
義父「仕事『しか』やってないのに、お前は仕事も家事もさせてる嫁さんに『家事や料理はお前の仕事だろ』…なんて、でかい態度をとってるのか?」
夫「…」
義父「今まではうまくやっていると思って見逃してきたが、そんな体たらくだったとはな。父親として情けないよ。嫁さんにいつ捨てられても、おかしくない身分だって分かってるか?」
夫はみんなの前で義父に説教されていた。夫は先ほどまで義母に褒められていたのに対し、今では義父に説教をされている恥かしさもあってか顔は真っ赤になっていた。
夫「お…俺だってな、仕事以外に家ではやることやってるんだぞ!」
義父「ほー?何をやったっていうんだ?言ってみなさい。」
私(いやいや、何もやってないでしょ😅)
夫「この前だってな、典子に頼まれて食材を俺が買いだしたんだ!仕事で疲れてるってのに俺が買ってきてやったんだぞ。嘘じゃない、ホントだよ!レシートだって財布の中に…..」
そう言ってバッグから財布を取り出し、ゴソゴソと財布の中を探しだした。
私(会社帰りに買い出ししたとか、どれだけ小さいこと言ってるんだよ…)
…と、呆れ半分に思っていたが、夫が財布からレシートを探している時、カードの様なものを落としたことに気が付いた。
義父がそれを見逃さず、さっと拾った。
義父「えみり…?」
夫「あっ!…そ…それは…」
男性「キャバクラの名刺じゃんw」
私👩(はぁ…)
泣きっ面に蜂とはこのことを言うのかもしれない。そしてなんという間の悪さ。
最近、仕事から帰るのが遅いときがあると思っていたら、夫はキャバクラで遊んでいたのか…
ほとんど離婚を決めている私は、夫が家のことをほったらかしてキャバクラで遊んでいても何も感じることはなかったが、このタイミングで夜遊びをしていることが公になったことに対して頭を抱えた。
夫「いや、違うんだよ、これは先輩に誘われて仕方なく行ったんだ!たまたま行っただけだって…」
【第24話・先読み】冷凍食品とか無理だから~冷食は手抜き?~
ほとんど離婚を決めている私は、夫が家のことをほったらかしてキャバクラで遊んでいても何も感じることはなかったが…このタイミングで夜遊びをしていることが公になる夫の間の悪さにため息が出た。
夫「いや、違うんだよ、これは先輩に誘われて仕方なく行ったんだ!たまたま行っただけだって…」
義父「はぁ…」
義父も一つため息をついた。実際ここまで息子の実態が明らかになると、私でもどう怒ればよいのか考えてしまうだろう。
だが、間髪入れずに私は夫に聞いた。
私「レシートは?」
夫「は?」
私「レシートよ、キャバクラに行った時の領収書。あるんでしょ?出しなさいよ?」
夫「いや、そんなもんねーし!先輩におごってもらったから」
…と、言いつつもここは準備が足りていない夫。片手に持っていた財布を義父に取られ、中を漁るとしっかりキャバクラの領収書がでてきた。
義父「7万…?」
私「はぁ!?しっかりと支払てるんじゃない!っていうか、一晩でキャバクラに7万も使ってたの!?どこにそんなお金あったのよ」
夫「いやいや….仕事の付き合いだから仕方ないだろ!断れなかったんだよ」
いつもは何かしら義母が味方に回るが、今回は会場の参加者も夫に対して批判的な空気が流れた。
女の人「え、、、奥さんに家事料理仕事任せて自分はキャバクラ行ってたの…?ありえなくない?」
男の人「家のことは全部任せて自分は遊びっぱなしだったわけね」
女の人「この場でバレるのヤバww」
会場の空気は冷ややか。
「分かった、仕事の付き合いならキャバクラで7万使ってもいいのね。それが許されるなら、私が家にお金を入れるために働く必要はもうないよね?」
夫「…え?」
私「だって、私がどれだけ家事育児仕事を両立しても、あなたは家に入れるはずだったお金を使って遊んでたんでしょう?だったら私はもう働かないわ。
っていうか、お義母さんに暴力を受けたこともあるし、もしこれ以上お金をウチに入れないなら、離婚を前向きに考えるからそのつもりでね」
“暴力”という言葉と共に私の腕の包帯に視線が集まり、会場はザワッとなった。
義父「…他に言いたいことはあるか?」
夫「…いや、ないです…」
結局、夫は親戚もたくさんいる会場に居続けることはできなくなり、義母と同じように先に帰ることになった。
会場は私に同情するような空気になり、ひとまずお開きなった。
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