インスタで紹介した「冷凍食品とか無理だから~冷食は手抜き?~」
その第16話~第17話を公開しています!

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【第16話】冷凍食品とか無理だから~冷食は手抜き?~
正直、傷害罪になりうるような事だと思っていたが、
私はあえて何も行動しなかった。
本番はここじゃない。
私はある計画を実行することにしていた。
それは、義父の誕生日。
義父の誕生日の日は、家族だけでなく親戚や友人達も集まって毎年義父を祝う事になっていた。
義父は穏やかでよく笑い、人当たりが良く、ニコニコしていてあまり怒ることはない。
私も義父とは仲良くさせてもらっており、娘ちゃんの面倒もよく見てくれている。
私はたくさんの人が参加する会は苦手だったが…義父はどこか親しみのある人だった。
だから、毎年この回に参加するのも苦には感じることは無かった。
その義父に少しだけ助けを求めるつもりだった。
私(ちょっとは冷凍食品のありがたさを知ってもらわないとね…)
義母が私を突き飛ばして帰った後、寝室で寝ていた夫が起きてきた。
夫「ふわぁ…ん?何かあったのか?」
あれだけ騒いでいたのにも関わらず、夫はまったく気づかなかった…?
いや、娘ちゃんも起きてきたんだ。おそらくは気づいていたけど義母との争いに関わりたくなかったんだと思った。
私(こいつは…💢)
朝から二度もイラっとするとは…
そう思って片付けをしようとしたら、打ち付けたほうの腕が
ズキっとした。
よく見たら、少しだけ腫れている。
ひとまず冷凍庫から氷を出して冷やすことにした。
私「さっきお義母さんが来てね、『もうお弁当作らなくて結構です』って言ったら、私を突き飛ばしていったの。それでこうなったの」
夫「ええ?あー、そうなんだ。せっかく母さんの弁当作ってもらえたのに。母さんは?怒ってもう帰ったの?」
私「騒いでたの聞こえなかったの?ウチのものいろいろ蹴とばして帰ったよ。」
夫「そうなんだ…俺の弁当は?」
私(はぁ…この状況で弁当のこと気にする?)
寝起きとはいえ、夫は私が痛そうにしている手には無関心。
それどころか、夫は自分の弁当を作ってくれたかどうかの方が気になっている様子だった。
そしてスマホを開いて何やらぽちぽち…
おそらく義母にLINEしている様子だった。
すごいな…相変わらずのマイペース&母親ファースト。
正直弁当なんか作ってやりたくなかったが
少しでも正当な理由で離婚できるように、自分がやるべきことはしっかりやろうと思った。
目的の為に我慢は大事。
まぁ、痛む手でイライラしながら弁当を作ったので
出来栄えは想像通りだが…😅
そんな形で我慢して生活を続け、週末の義父の誕生日を迎えた。
【第17話・先読み】冷凍食品とか無理だから~冷食は手抜き?~
そんな形で我慢して生活を続け、週末の義父の誕生日を迎えた。
義父の誕生日、当日ーー
義父の誕生日で集まった中には、親戚や友人の他にも私と同じくらいの年齢の主婦や女性も多く参加していた。
会話に参加しても気さくな人も多く、さすが義父の周りにはそういう人が集まるんだな…と、どこか義父の人の大きさを感じた。
娘ちゃん「おじいちゃんー!来たよ」
義父「おお、娘ちゃんよく来たなー!おお、典子さん、大輔(夫)、来てくれてありがとう」
夫「親父、元気そうじゃん」
私「お義父さん、誕生日会の招待ありがとうございます。これつまらないものですが、お土産です。お義父さんのすきなやつ…」
義父の好きなものは甘くて柔らかいもの。
もうそれなりに年なので、あまり甘いものを食べすぎ無いように気を付けているそうだが、こういう時くらいはと甘いものを食べたがる
義父「おお、嬉しい!これ食べたかったんだよ。いつもありがとうね。」
義父の好きなものは知っているので、少し遠出しても買っておいた。
お菓子を渡そうとしたが、横からさっとお菓子の入った紙袋を奪い取られた。
「ふん、ホントつまらないものだよ。普段働いてるんだから、もう少し高級なもんでも持ってきたらどうなの?冷凍食品ばかり食べてるから、舌もしょぼくれたんじゃない?」
義母だ。
その場の空気をぶち壊すかのように
義母は私に対してイヤミを告げてくる。
私(いきなり紙袋ぶん取るなよな…紙袋で手を擦りむいたんだけど💢)
私「いらないならお義母さんの分だけ持ち帰りますけど?」
義母「ま!なんてこと言うのかしらこの娘は。もっと年上を敬いなさい。日頃の感謝の気持ちってのは無いのかしらね。冷食ばっかり食べてるから頭もバカになっちゃったのかしら」
そう言ってお土産のお菓子をもって奥の方に消えてった。
義父「典子さん、あいつはいつもあんな感じですまないね…優しくするように言ってるんだが…」
私「大丈夫ですよ、慣れてますので」
義父は申し訳なさそうに謝ってくれた。
義父の気持ちだけでありがたかったし、優しい感じがしてほっとした。
義父は私と義母の関係が良くないことを気にかけてくれていたみたいだ。
義母と口論になったりするのは、ほとんど自宅だったので全てを知っているわけではないと思うが…なんとなく、今のやり取りで感じ取った様子だった。
義実家で何人かで食事を作っている時も、人目を気にせず義母は私をイビリ倒してきた。
義母「あーあーあー、そんな野菜を使い方をしたらもったいないじゃない。」
義母「そんな汚い手で食材を触らないでほしいねぇ。また洗わないといけないよ」
義母「まず!こんなもの食えたもんじゃないよ」
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