インスタで紹介した「冷凍食品とか無理だから~冷食は手抜き?~」
その第13話~第14話を公開しています!

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【第13話】冷凍食品とか無理だから~冷食は手抜き?~
夫LINE
『典子も大変だろうけどさー、母さんの気持ちも
組んでほしいんだよね。
冷凍食品使うとまたケンカになっちゃうし、
これからは冷凍食品とか使わないでいこうよ。
母さんのやることに間違いはないからさ。』
私(は…はぁ?私が折れろって?)
普通にあり得ない。謝罪のLINEだと思ったが
義母と仲良くするために私がやり方を
変えるべきだと…
私「…」
たしかに、私が折れれば事は済むのかもしれない。
けれど、それを許してしまうとウチの家のことが
義母の思い通りに作り替えられてしまうという
ことになりうる。
少なくとも昨日は娘ちゃんを思う気持ちは
微塵も感じられなかった。
納得できずLINEを無視していたら、夫からは
追撃のLINEが飛んでくる。
夫LINE『おーーい、生きてる?』
夫LINE『返信してよ~のりちゃんってば~!』
LINEの内容にムカつき、既読をつけてやることにも
腹が立ったので、ひとまずLINEからブロックしておいた。
私(夫のLINEをブロックするなんて…)
自分の行動に笑けてきた。夫のLINEブロックなんて
傍から見たら離婚前の行動だな…と。
とはいえ、夫は義母さん第一の考え方。なので、
そもそも義母を黙らせないと、この問題の解決は難しい。
どうしようかと考えていたが
さすがにもう、あの義母がいる以上、夫と暮らしていく
のは無理。
何度も別居や離婚を考えたが、娘ちゃんもココロに傷を
負うかもしれないと思うと二の足を踏んでいた。
そのためなかなか行動には移せなかった…が、
将来的な娘ちゃんのことを考えればスパっと離婚して
離れた方が良い。
そう信じて、私は静かに、離婚する決意を固めた。
~~~
帰宅後、私はキッチンをしっかりと自分仕様に整え直した。
義母の襲撃時から義母(だけ)が使いやすいようになって
いたキッチンだったが、離婚を見据えてからは義母の
気持ちなど考えるつもりはない。
冷蔵庫の中も整えて、仕込みもきっちり行った。
翌朝、お弁当の準備をしていると、
義母のチャイムが鳴った。
このチャイムは義母の気まぐれ。
いつも義母がやってくるのではなく、義母が調子の
よい時にだけ鳴るものだ。
なので、ほとんど襲撃に近い。
インターホンから開錠し、義母を部屋に入れた。
キッチンが元の状態に戻っていることを見て、
義母は目を丸くした。
義母「な…なんで元の状態に戻っているのよ!
これじゃあ使いづらいじゃない!
スムーズにお弁当が作れないわ!」
そういってキッチンに入ろうとした義母だったが、
私は手で静止した。
私
「お義母さん、お気持ちは嬉しいのですが、ここは
私のお家です。お義母さんが考える素晴らしいキッチン
の仕様は残念ながら、私にとってとてもとても使い
づらいのです。
ああ、ストレートに言うと、迷惑なんです。
なので、いきなり我が家に襲撃に来てキッチンを
荒らすのは止めてもらえませんか?」
【第14話・先読み】冷凍食品とか無理だから~冷食は手抜き?~
私「お義母さん、お気持ちは嬉しいのですが、ここは
私のお家です。お義母さんが考える素晴らしいキッチン
の仕様は残念ながら、私にとって、とてもとても使い
づらいのです。
ああ、ストレートに言うと、迷惑なんです。
なので、いきなり我が家に襲撃に来てキッチンを
荒らすのは止めてもらえませんか?」
そう言うと、義母はあからさまに
イラっとした態度を見せ、強い口調で返してきた。
義母
「なっ…!あんた何様のつもり?
私の息子がいるんだから、私がこの家をどう使おうと
許されるのよ!それに、私はお弁当を作りに来てる
のよ?
あんたが冷凍食品ばかり使うから、健康面を考えて
わざわざ作りに来てるんだから、感謝の一つくらい
しなさいよね!」
私
「大丈夫です。冷凍食品ばかり使っているわけでは
ないですし、お弁当作りなら間に合ってます。それなのに
いきなり家に押しかけてキッチンを荒らされるのは
見ていて辛いんですよね。
それと、ご自身で作る料理は美味しいと思っているかも
しれませんが、味、すごく濃いんですよ。
あれだけ味が濃いと、身体にも悪いと思います。
なので、お願いしているんです。
やめてもらえますか?」
義母の耳が赤くなり、かーっと怒っていくのが
分かった。言葉は悪いけど鬼ばばみたいに見えた。
今にも殴りかかってきそうな義母だったが、ここで
引いたら負けだ。私は少しびびりながらも、勇気を
出して精一杯踏ん張った。
義母「なによ!あんた!何様のつもり!?」
ドン!
義母は私の肩に手を出し、私をつき飛ばした。
私(痛っ)
壁に反対の腕をぶつけ、尻もちをついた。
ぶつけた腕に痛みがあったが、腕を抑えながらも
下からキッと義母をにらみ返した。
娘ちゃん「まま!」
騒ぎを聞きつけて娘ちゃんが起きてきた。
娘ちゃんが半泣きで抱きついたところで、
私はスッと立ち上がった。
私「大丈夫よ。心配しないで。」
娘ちゃんから義母に目線を変えてにらみ返す。
私
「私をつき飛ばして、満足しましたか?
結局あなたは、そうやってでも自分の意見を
通したいんですよね?私たち家族を
自分の思うようにしたいんですよね?」
義母も手を出したことにさすがに
ヤバいと思ったのか、ヨロっとしつつ逃げ腰に
なっていた。
義母
「ふ…ふん!調子にのるんじゃないわよ!
自分の思うようにしたいですって?
勝手な想像しないでよね。ホント失礼!
あんたなんか冷凍食品ばっかり食べて、
体壊せばいいのよ!」
義母は振り返りドスドスと音を立てて
廊下を歩き、ウチを出ていった。
帰り際には玄関のスリッパを蹴り上げて行った。
私👩
(いきなり押しかけてきて、失礼なのはどっちだよ💧)
正直、突きとばされたことについては
傷害罪になりうるような事だと思っていたが、
私はあえて何も行動しなかった。
本番はここじゃない。
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