【第13・14話】冷凍食品とか無理だから~冷食は手抜き?~義母と夫に倍返し

冷凍食品とか無理だから

インスタで紹介した「冷凍食品とか無理だから~冷食は手抜き?~」

その第13話~第14話を公開しています!

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【第11・12話】冷凍食品とか無理だから~冷食は手抜き?~義母と夫に倍返し
インスタで紹介した「冷凍食品とか無理だから~冷食は手抜き?~」 その第11話~第12話を公開しています! 前回はこちらからどうぞ! 【第11話】冷凍食品とか無理だから~冷食は手抜き?~ 娘...

【第13話】冷凍食品とか無理だから~冷食は手抜き?~

夫LINE
『典子も大変だろうけどさー、母さんの気持ちも
組んでほしいんだよね。
冷凍食品使うとまたケンカになっちゃうし、
これからは冷凍食品とか使わないでいこうよ。
母さんのやることに間違いはないからさ。』

 

(は…はぁ?私が折れろって?)

普通にあり得ない。謝罪のLINEだと思ったが
義母と仲良くするために私がやり方を
変えるべきだと…

 

「…」

たしかに、私が折れれば事は済むのかもしれない。
けれど、それを許してしまうとウチの家のことが
義母の思い通りに作り替えられてしまうという
ことになりうる。

少なくとも昨日は娘ちゃんを思う気持ちは
微塵も感じられなかった。
納得できずLINEを無視していたら、夫からは
追撃のLINEが飛んでくる。

 

夫LINE『おーーい、生きてる?
夫LINE『返信してよ~のりちゃんってば~!

LINEの内容にムカつき、既読をつけてやることにも
腹が立ったので、ひとまずLINEからブロックしておいた。

 

(夫のLINEをブロックするなんて…)

自分の行動に笑けてきた。夫のLINEブロックなんて
傍から見たら離婚前の行動だな…と。

とはいえ、夫は義母さん第一の考え方。なので、
そもそも義母を黙らせないと、この問題の解決は難しい。

 

どうしようかと考えていたが
さすがにもう、あの義母がいる以上、夫と暮らしていく
のは無理。

何度も別居や離婚を考えたが、娘ちゃんもココロに傷を
負うかもしれないと思うと二の足を踏んでいた。

そのためなかなか行動には移せなかった…が、
将来的な娘ちゃんのことを考えればスパっと離婚して
離れた方が良い。

そう信じて、私は静かに、離婚する決意を固めた。

 

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~~~

帰宅後、私はキッチンをしっかりと自分仕様に整え直した。

義母の襲撃時から義母(だけ)が使いやすいようになって
いたキッチンだったが、離婚を見据えてからは義母の
気持ちなど考えるつもりはない。

冷蔵庫の中も整えて、仕込みもきっちり行った。

翌朝、お弁当の準備をしていると、
義母のチャイムが鳴った。

 

このチャイムは義母の気まぐれ。
いつも義母がやってくるのではなく、義母が調子の
よい時にだけ鳴るものだ。

なので、ほとんど襲撃に近い。

インターホンから開錠し、義母を部屋に入れた。

キッチンが元の状態に戻っていることを見て、
義母は目を丸くした。

 

義母「な…なんで元の状態に戻っているのよ!
これじゃあ使いづらいじゃない!
スムーズにお弁当が作れないわ!」

そういってキッチンに入ろうとした義母だったが、
私は手で静止した。

 


「お義母さん、お気持ちは嬉しいのですが、ここは
私のお家です。お義母さんが考える素晴らしいキッチン
の仕様は残念ながら、私にとってとてもとても使い
づらいのです。
ああ、ストレートに言うと、迷惑なんです。
なので、いきなり我が家に襲撃に来てキッチンを
荒らすのは止めてもらえませんか?」

 

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【第14話・先読み】冷凍食品とか無理だから~冷食は手抜き?~

「お義母さん、お気持ちは嬉しいのですが、ここは
私のお家です。お義母さんが考える素晴らしいキッチン
の仕様は残念ながら、私にとって、とてもとても使い
づらいのです。
ああ、ストレートに言うと、迷惑なんです。
なので、いきなり我が家に襲撃に来てキッチンを
荒らすのは止めてもらえませんか?」

そう言うと、義母はあからさまに
イラっとした態度を見せ、強い口調で返してきた。

 

義母
「なっ…!あんた何様のつもり?
私の息子がいるんだから、私がこの家をどう使おうと
許されるのよ!それに、私はお弁当を作りに来てる
のよ?
あんたが冷凍食品ばかり使うから、健康面を考えて
わざわざ作りに来てるんだから、感謝の一つくらい
しなさいよね!」

 


「大丈夫です。冷凍食品ばかり使っているわけでは
ないですし、お弁当作りなら間に合ってます。それなのに
いきなり家に押しかけてキッチンを荒らされるのは
見ていて辛いんですよね。
それと、ご自身で作る料理は美味しいと思っているかも
しれませんが、味、すごく濃いんですよ。
あれだけ味が濃いと、身体にも悪いと思います。
なので、お願いしているんです。
やめてもらえますか?」

義母の耳が赤くなり、かーっと怒っていくのが
分かった。言葉は悪いけど鬼ばばみたいに見えた。

 

今にも殴りかかってきそうな義母だったが、ここで
引いたら負けだ。私は少しびびりながらも、勇気を
出して精一杯踏ん張った。

 

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義母「なによ!あんた!何様のつもり!?」

ドン!

義母は私の肩に手を出し、私をつき飛ばした。

(痛っ)

 

壁に反対の腕をぶつけ、尻もちをついた。
ぶつけた腕に痛みがあったが、腕を抑えながらも
下からキッと義母をにらみ返した。

娘ちゃん「まま!」

騒ぎを聞きつけて娘ちゃんが起きてきた。

娘ちゃんが半泣きで抱きついたところで、
私はスッと立ち上がった。

「大丈夫よ。心配しないで。」

 

 

娘ちゃんから義母に目線を変えてにらみ返す。


「私をつき飛ばして、満足しましたか?
結局あなたは、そうやってでも自分の意見を
通したいんですよね?私たち家族を
自分の思うようにしたいんですよね?」

義母も手を出したことにさすがに
ヤバいと思ったのか、ヨロっとしつつ逃げ腰に
なっていた。

 

義母
「ふ…ふん!調子にのるんじゃないわよ!
自分の思うようにしたいですって?
勝手な想像しないでよね。ホント失礼!
あんたなんか冷凍食品ばっかり食べて、
体壊せばいいのよ!」

義母は振り返りドスドスと音を立てて
廊下を歩き、ウチを出ていった。

帰り際には玄関のスリッパを蹴り上げて行った。

 

私👩
(いきなり押しかけてきて、失礼なのはどっちだよ💧)

正直、突きとばされたことについては
傷害罪になりうるような事だと思っていたが、
私はあえて何も行動しなかった。

本番はここじゃない。

 

 

第15話を更新したらお知らせします!

更新したらお知らせするので、ぜひフォローよろしくお願いします!

制作頑張ってます!

 

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【第1・2話】冷凍食品とか無理だから~冷食は手抜き?~
インスタで紹介した「冷凍食品とか無理だから~冷食は手抜き?~」 その第1話~2話を公開しています! 先読みはこちらからどうぞ! 【第1話】冷凍食品とか無理だから~冷食は手抜き?~ 私は典子。 ...
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