インスタで紹介した「冷凍食品とか無理だから~冷食は手抜き?~」
その第12話~第13話を公開しています!

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【第12話】冷凍食品とか無理だから~冷食は手抜き?~
私「どうしたじゃなくて…冷凍庫の食材がまるまる全部消えてるんだけど?一体どういうことか説明して。昨日の夜、義母と何したの?お弁当作れない。」
夫「ふわぁ~あ、、、ああ。いやぁ…その…俺は止めたんだよ?だけど、母さんが『冷凍食品はダメだ!まだ残ってるなら早く捨てなさい』って言うから…昨日の夜に全部捨てちゃったんだよね」
私「え…?捨てた?ほとんど食べれるのに全部捨てたの?」
夫「ああ、、、お弁当は母さんが作るからって言うから別にいいだろ?あと、冷蔵庫の中のモノもいくつか捨てた…かな」
思い出せば、作っておいたハズの具材や仕込みまで消えていた。
私が作っておいたもののほとんどが消えている。
私「な…なんでそんなことするの?朝にお弁当を作ったり、料理するのがどれだけ大変か知ってるでしょ?」
夫「う..うるさいな!だって母さんが捨てろって言うからー!…俺だって止めたって言ってるだろ!やりたくて食材捨てたわけじゃないから!おまえもそんなことで朝からわーわー騒ぐなよ」
私「じゃあ、今日のお弁当どうするの?お義母さん来てないよね?あの人の好き勝手に行動してるだけでしょ?あなた娘ちゃんの分までちゃんとお弁当作れるの?」
夫「え…ええ、それはちょっと…」
私「どうするのよ!」
夫「・・・」
とにかく、娘ちゃんのお弁当を作らないわけにはいかない。
振り返り、キッチンに向かい、大急ぎであるだけの食材をチェックした。本当に食材が残ってなかったので足りないものは近くのコンビニに走った。
時間ギリギリだったけど何とかお弁当を作れた。
私「ふぅ…」
その間、夫は気まずそうにしてシャワーを浴び、すごすごと会社に出ていった。
夫は義母を相手にすると味方どころか敵に回る。
普通だったら人の家の食材を勝手に大量に捨てるなんてありえない。
義母の好き勝手に家事や料理を行われるのはこりごりだ。
とはいえ、この家に住んでいる以上、義母から離れることも難しそう。私は別居して住むこと、もしくは離婚を本格的に考え始めた。
ため息をつきながら仕事に向かう。
ピコーン!
スマホの着信音がなった。
嫌な予感がしつつも着信通知を見ると夫からだった。
パッと見たら長文だった。
夫「典子、朝はごめんよ~
いやホント母さんの意思に逆らえなくてさ。
たださー、冷凍食品を食べるなっていうのも俺を思ってのことなのよ。
少しでも健康でいてくれっていう気持ちを考えると
親の優しさって素晴らしいと思わない?
典子も大変だろうけどさー、ちょっとは母さんの
気持ちも組んでほしいんだよね。
冷凍食品使うとまたケンカになっちゃうし、
これからは冷凍食品とか使わないでいこうよ。
母さんのやることに間違いはないからさ。」
【第13話・先読み】冷凍食品とか無理だから~冷食は手抜き?~
夫LINE
『典子も大変だろうけどさー、母さんの気持ちも
組んでほしいんだよね。
冷凍食品使うとまたケンカになっちゃうし、
これからは冷凍食品とか使わないでいこうよ。
母さんのやることに間違いはないからさ。』
私(は…はぁ?私が折れろって?)
普通にあり得ない。謝罪のLINEだと思ったが
義母と仲良くするために私がやり方を
変えるべきだと…
私「…」
たしかに、私が折れれば事は済むのかもしれない。
けれど、それを許してしまうとウチの家のことが
義母の思い通りに作り替えられてしまうという
ことになりうる。
少なくとも昨日は娘ちゃんを思う気持ちは
微塵も感じられなかった。
納得できずLINEを無視していたら、夫からは
追撃のLINEが飛んでくる。
夫LINE『おーーい、生きてる?』
夫LINE『返信してよ~のりちゃんってば~!』
LINEの内容にムカつき、既読をつけてやることにも
腹が立ったので、ひとまずLINEからブロックしておいた。
私(夫のLINEをブロックするなんて…)
自分の行動に笑けてきた。夫のLINEブロックなんて
傍から見たら離婚前の行動だな…と。
とはいえ、夫は義母さん第一の考え方。なので、
そもそも義母を黙らせないと、この問題の解決は難しい。
どうしようかと考えていたが
さすがにもう、あの義母がいる以上、夫と暮らしていく
のは無理。
何度も別居や離婚を考えたが、娘ちゃんもココロに傷を
負うかもしれないと思うと二の足を踏んでいた。
そのためなかなか行動には移せなかった…が、
将来的な娘ちゃんのことを考えればスパっと離婚して
離れた方が良い。
そう信じて、私は静かに、離婚する決意を固めた。
~~~
帰宅後、私はキッチンをしっかりと自分仕様に整え直した。
義母の襲撃時から義母(だけ)が使いやすいようになって
いたキッチンだったが、離婚を見据えてからは義母の
気持ちなど考えるつもりはない。
冷蔵庫の中も整えて、仕込みもきっちり行った。
翌朝、お弁当の準備をしていると、
義母のチャイムが鳴った。
このチャイムは義母の気まぐれ。
いつも義母がやってくるのではなく、義母が調子の
よい時にだけ鳴るものだ。
なので、ほとんど襲撃に近い。
インターホンから開錠し、義母を部屋に入れた。
キッチンが元の状態に戻っていることを見て、
義母は目を丸くした。
義母「な…なんで元の状態に戻っているのよ!
これじゃあ使いづらいじゃない!
スムーズにお弁当が作れないわ!」
そういってキッチンに入ろうとした義母だったが、
私は手で静止した。
私
「お義母さん、お気持ちは嬉しいのですが、ここは
私のお家です。お義母さんが考える素晴らしいキッチン
の仕様は残念ながら、私にとってとてもとても使い
づらいのです。
ああ、ストレートに言うと、迷惑なんです。
なので、いきなり我が家に襲撃に来てキッチンを
荒らすのは止めてもらえませんか?」
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