インスタで紹介した「冷凍食品とか無理だから~冷食は手抜き?~」
その第10話~第11話を公開しています!

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【第10話】冷凍食品とか無理だから~冷食は手抜き?~
義母「うるさいわね…ひとんちですって?息子ちゃんがいるんだから、ここは私のウチも同然よ!逆に私を敬おうって気持ちは無いわけ?息子ちゃんがいるんだから、私の言いつけはしっかりま守りなさいよ!」
私「そんなわけ無いでしょ!ここは私のウチですから!」
義母は顔を真っ赤にして怒っていた。
義母「まったく….常識のないダメな嫁を持ったわ!」
私「はぁ?常識が無いのはどっちよ!ねぇ、あなたも何とか言ってよ!」
テーブルでだんまりになっている夫に助けを求めたが、その答えは私が期待しているものではなかった。
夫「まぁまぁ….でも、母さんがそう言ってるんだから、やっぱり冷凍食品は良くないと思う…ぞ?」
私「ほ….はぁ!?」
耳を疑った。こんな常識を疑うような状況にまで、夫は義母側についた。
夫はこの状況でも母親の言うことは正しいと言ってくる。
私「ちょっと、あなたまで何を言ってるの!?」
夫「いや、冷凍食品は楽なのは分かったけど、冷凍食品が身体に悪いのは事実だろ?あんまり食べさせるべきではないと思うし、美味しくもないじゃん。…食卓に出すべきじゃないでしょ?ここは母さんの意見に従うのが良いと思うよ。ってかごめん、俺、冷凍食品とか無理だから。」
義母「さすが息子ちゃんね。やっぱりそうよね?」
夫「でも母さんも家にまで来るとかウケんだけどw 」
義母「だぁって息子ちゃんが心配になっちゃったんだもの~!」
娘ちゃんが泣き、私が怒りに燃えるそばで、この二人の間だけ和やかになっていた。
私(本当にありえない!!)
…とはいえ、夫が義母側についた以上、分が悪い状況だった。この状況で叫んでも、悪いのは私ということになり得てしまう。
暴れたい気持ちを抑え、ひとまず娘をなだめてグッと我慢した。
その後に夫と義母が談笑をはじめてリビングでくつろぎ始めた。私は晩御飯の後片付けをやっていた。おそらく、怒りすぎて能面の様な顔になっていたと思う。
勝手にやってきて好き勝手する義母に対してもてなす必要もない。さっさと家事を済ませてその日はベッドに入った。
義母「まったく、私が来たっていうのに、お茶の一つも出せないなんて…出来ない人ね!」
そんな小言が背中から聞こえてきたが、無視して寝室に入る。
娘ちゃんは泣きつかれたのか今はすーすーと眠っていた。
明日は夫と義母への仕返しをどうしてやろうか考えていた。
そもそもなぜ、義母は今日のウチの夕食に冷食の餃子が出ることを知っていたのか気になった。
【第11話・先読み】冷凍食品とか無理だから~冷食は手抜き?~
娘ちゃんは泣きつかれたのか今はすーすーと眠っていた。
明日は夫と義母への仕返しをどうしてやろうか考えていた。
そもそもなぜ、義母は今日のウチの夕食に冷食の
餃子が出ることを知っていたのか気になった。
そういえば…
冷凍食品の餃子を出した時、夫は少なからず
様子が変だった事を思い出した。
お弁当に冷凍食品を使うことに対しては、
自分でお弁当を作らせ、その大変さを知ってもらい、
頭を下げさせて承認させた。
しかし、まだどこかで冷凍食品を使うことに
不満に思っている節があったのかなぁとも思う。
私👩
(お義母さんにチクったのか…)
明日、夫を問い詰めようと怒りに燃えていたが
その気持ちをグッと抑えて眠ることにした。
朝になってリビングに行くと、あの後、夫と義母が
くつろいだ後が残っていた。
お酒も飲んだらしく、食べたつまみは出しっぱなし。
空き缶は転がっていた。
夫はソファーで眠っていた。
義母はどうやら遅くまでくつろいだ後に
夫を放置して帰ったらしい。
私👩(食べたら片づけて帰れよ💢)
ひとまず、散らかっているものに関しては
夫にやらせようとした。
今日は平日。夫には腹が立つが、まずは朝ごはんと
娘ちゃんの弁当が優先。そう考えて冷蔵庫を開けた。
開けてすぐに変な感じに気が付いた。
違和感。冷蔵庫の中の様子がおかしい。
なんとなくいつも使っている食材の配置が
変わっている。誰かによって冷蔵庫の中を好きな
ように片づけられた形跡があった。
私👩(義母だな…💢)
そう思うと、一瞬、嫌な予感がした。
慌てて冷凍庫の方も開けてみた。
冷凍庫を開けると中は空っぽだった…!
ヒヤッとした空気と一緒に製氷機のスコップだけが
カラカラと音を立てた。
食材はまるごと消えていて、お弁当にも入れようと
していた娘ちゃんの大好きなハンバーグまで消えている。
というか、レトルト系やレンチン系のご飯まで消えてる。
さらには私がお弁当用に準備して作っておいた
冷蔵庫の食材まで消えてる。
私👩(そんな…)
あまりの勝手な行動に私は言葉を失った。
人ん家の冷蔵庫でここまでする…?
そして、今は朝。
夫はともかく、娘ちゃんの弁当のおかずも大急ぎで
作らなきゃならならない状況。
だが、その前に…ひとまず夫を叩き起こすことにした。
私👩「ちょっと、ねぇ、起きてよ」
夫👨「うわぁ!なに!?どうしたの?」
夫はソファから飛び起きた。寝ぼけて頭をかいていて、
何が起こったのか理解していない様子だった。
私も寝起きで髪ボサの状態だったが、それどころではない。
私👩
「どうしたじゃなくて…冷凍庫の食材がまるまる
全部消えてるんだけど?一体どういうことか説明して。
昨日の夜、義母と何したの?お弁当作れない。」
夫👨
「ふわぁ~あ、、、ああ。いやぁ…その…俺は止めたんだよ?
だけど、母さんが『冷凍食品はダメだ!まだ残ってるなら
早く捨てなさい』って言うから…昨日の夜に…
全部捨てちゃったんだよね」
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