【第8・9話】冷凍食品とか無理だから~冷食は手抜き?~

冷凍食品とか無理だから

インスタで紹介した「冷凍食品とか無理だから~冷食は手抜き?~」

その第8話~第9話を公開しています!

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【第7・8話】冷凍食品とか無理だから~冷食は手抜き?~
インスタで紹介した「冷凍食品とか無理だから~冷食は手抜き?~」 その第7話~第8話を公開しています! 前回はこちらからどうぞ! 【第7話】冷凍食品とか無理だから~冷食は手抜き?~ 早朝6時...

【第8話】冷凍食品とか無理だから~冷食は手抜き?~

義母「呆れた…あのね…」

 

そう言って、キッチンのモノの配置から口出ししてきた。

だが、義母のキッチンの使い方は明らかに汚かった。

 

なぜかキッチンの空きスペースにモノを置き、隙間を埋め始める。

そして食器棚の皿の上には土鍋が置かれ、好き放題に片付け始めた。

私に説経しながらも、調理台には弁当を作った後の調理器具は使いっぱなし出しっぱなし。

 

そしてキッチン台の上から引き出しにかけて何か出汁のようなモノがこぼれてる。。。

いつも綺麗に使っていたはずなのに…

 

(たった一回の調理で何が起きた…?)

 

義母は偉そうに説経垂れているが、どの口が言ってるんだ…と思いながら私は白い目をして義母の説経を聞いていた。

いや、、なんかストレスでほとんど情報は入ってこなかったんだけど…

 

義母に言い返してもよくわからない持論で返され、聞く耳を持たない。

そんな義母の襲撃にも何とか耐え抜いた。

(これが毎日続くのか…)

 

そう思うと気が遠くなる思いがした。

夜になり、娘ちゃんが不思議そうに私に話しかけてきた。

私はその言葉に驚いた。

 

娘ちゃん「まま、ハンバーグって身体にわるいの?」

 

「え?何?どういうこと?」

 

娘ちゃん「おばあちゃんがね、このハンバーグは身体に悪いから、お弁当に入っていたら残しなさいって言ってたの。」

 

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私「お義母さんが?」

 

娘ちゃん「うん…私このハンバーグすきなんだけど…食べちゃダメなの?」

 

どうやら義母の入れ知恵のようだった。

義母は娘の弁当にまで口出ししてきた。

 

「大丈夫よ。遠慮せずにしっかり食べなさい!子供は食べることも仕事なんだから」

 

娘ちゃん「うん!」

 

そういって娘ちゃんはハンバーグをほうばった。

 

(夫のことならまだしも…娘の食事にまで…)

 

もちろん冷凍食品ばかりを使っているわけではない。
しかし、義母の中では「冷凍食品は不味くて悪いもの」という固定概念があるらしい。

そして厄介なことに、義母はその考えを私たち家族に認識させたいらしい…

(今度、娘に妙なことを吹き込む現場を見かけたら、許さない…いや、もう出禁にすべきか…)

そんなことを考えていたのだが、義母の過干渉はこれだけでは済まなかった。

 

【第9話・先読み】冷凍食品とか無理だから~冷食は手抜き?~

義母の過干渉はこれだけでは済まなかった。

後日、自宅で娘ちゃんが餃子を食べたいと言ってきた。

餃子作りは楽しいし、本当は作りたかったが、急だったので仕方なく、おかずの一つとして、冷凍の餃子を使うことにした。

「仕方ない、じゃあ少しだけ餃子を作るから、それで我慢してね」

娘ちゃん 「うん、わかった!」

 「…」

そう言って晩御飯を作り、食べ始めてしばらくするとインターホンが鳴った。

(こんな変な時間に来るのは…)

宅配の荷物が届く予定は無い。こんな時間に家に来るのは一人しか考えられない。

モニター越しに映るのは義母の姿だった。

 

「お…お義母さん、なんですか?こんな時間に。」

義母「あら典子さんこんにちは。ちょっと用があるから開けてくださる?」

義母はそういうと、ドアをゴンゴン叩いてくる。

(怖いからいきなり押しかけてきてドア叩くなよな…)

 

夜中に押しかけてきて、ドアをゴンゴン
鳴らしてくる義母はもはや私の中では常識人では
無かった。いや、もう前から分かっていたことだけど…

ガチャ

義母「もう、ホントのろまよね。早く開けなさいよ。」

(いや、ここ、あなたのお家じゃないんですけど….)

 

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義母は玄関のドアを開けるや否や中に入ってきた。

義母「お邪魔するわね」

「ちょ…ちょっと!」

玄関に並べてあった娘の靴を踏み、靴を適当に散らかして脱ぎ、またズカズカ中に入ってきた。義母は3人で食べていた食卓にまっすぐに入っていった。

娘ちゃん「あ、おばあちゃんだ!こんにちは!」

 

「母さん、どうしたんだよ。急に押しかけてきて」

義母「あらあら、ごめんなさいね。…あ!やっぱり冷凍食品の餃子食べてる!
典子さん!あれだけ冷凍食品は身体に良くないって言ったでしょ!」

「え…なんで、ウチが冷凍の餃子食べてるって知ってるんですか?」

 

義母「そんなことどうだっていいでしょ!なんで私の言うこと聞かないのかしら!いい?
冷凍食品は身体に悪いの!こんなもの息子が食べる晩御飯の食卓に出さないで!」

そういって娘が大好きな餃子を取りあげ、そのままゴミ箱に投げ入れた。その時に油や汁が床や壁に飛び散った。

「ちょっと!何するんですか!」

娘ちゃん「ああ…ぎょうざが…うわぁぁああん」

 

娘ちゃんはぎゃん泣き。
さすがにいきなりウチにやってきて食べるものにまで
とやかく言われるのは我慢できなかった。

「ちょっと!
いきなり押しかけてきてなんなんですか!?
お義母さん、あなたには常識ってものは無いんですか!?
娘は餃子を楽しみにしていたんですよ!
人んちの食べ物に口出しするのも
いい加減にしてください!」

 

義母「うるさいわね…」

 

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