【第5・6話】冷凍食品とか無理だから~冷食は手抜き?~

冷凍食品とか無理だから

インスタで紹介した「冷凍食品とか無理だから~冷食は手抜き?~」

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インスタで紹介した「冷凍食品とか無理だから~冷食は手抜き?~」 その第4話~第5話を公開しています! 前回はこちらからどうぞ! 【第4話】冷凍食品とか無理だから~冷食は手抜き?~ 私「ああ...

【第5話】冷凍食品とか無理だから~冷食は手抜き?~

義母を適当にあしらったので、今後またあった時が不安だった…

そして、その予感は的中する。

 

帰宅してから、冷凍食品のことを義母に話してた夫に文句を言ってやった。

「ねぇ、どうして冷凍食品のこと、お義母さんに言ったの?わざわざ喋ることないじゃない!」

 

「どうしてって、、、べつに理由なんてないよ。俺の身の回りで起きたことは毎日話しているし、そのうちの一つだよ」

 

「は..はぁ?毎日話してる!?」

予想外の反応に一瞬ひるんでしまった。

最近よくスマホをいじっているとは思ったが、夫は身の回りの出来事を毎日親に連絡していたらしい…

 

「それに、冷凍食品が手抜きっていうのは間違いないだろ?そんなにラクしたいの?母さんは冷凍食品なんて作らずにしっかりと作ってくれたよ?」

 

ことあるごとに夫は自分の母親と私を比較して来る。これには呆れるしかなかった。

 

(いやいやいや、共働きで朝からしっかり作れってきついから!)

 

私はもともとケンカが嫌いだった。

ケンカすると疲れるし、その場の空気が悪くなる。ケンカが起こりそうになると、できるだけ私の方が引いて、事を荒立てぬようにしてきた。

 

しかし、今回ばかりは我慢ができず、プチっと来てしまった。

 

「どうして朝に料理を作るっていう単純なこともできないのかなぁ?そんな難しいことじゃないと思うけどね。」

 

「はぁ、そうね、確かに単純なように見えるよね。じゃあ、あなたもどうして10年も同じ会社で同じ仕事してるのに給料は上がらないの?」

 

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「はぁ?何言い出すんだよ急に?お前の家事と違って、会社で成果上げるとか昇進するのって難しいんだよ?カンタンにできることじゃないってわかってる?」

夫はムッとしてた。怒っている感じがすぐに伝わった。

 

「ふーん、そうなんだ。でも、私のお父さんは昇進するの早かったよ?収入だって、私のお義母さんが働かなくてもいいくらい収入はあったと思うんだ」

 

「あのな…お義父さんの時代と比べんなよ。昔と今では時代が違うんだよ。昔は少し成果を上げただけで昇進できたけど、いまじゃ給料上げるのだって大変なんだよ。そんなことも分からないのか?」

 

って言われたので言い返してやった。

 

「そうね、昔と今では時代が違うものね。私だってそうよ。昔の人は専業主婦が普通だったから朝に料理もできたし、お弁当にかける時間もあったよね。でもね、あなたの稼ぎが少ないから、私は今働いてるの。夫くんがもう少し稼いできてくれたら、私も時間かけられるし働かなくて済むのに」

 

「なんでそんなイヤミ言うかな…今は共働きは普通だし!俺はこれでも精一杯やってるし、忙しいんだよ!」

 

「そうね、忙しいよね。私だって忙しいわよ。夫くんは出勤して働くだけだけど、私は仕事に家事料理してるもの。そんな中でお弁当作ってるのよ?あーあ、こんな時、父さんなら手伝ってくれたのにな。」

 

夫がよろっとなったところで追い打ちを書けることにした

 

「私はあなたと同じ時間、共働きしながら時間削って家事やって弁当も作ってるのよ!仕事だけして他に何もしないあなたに、弁当に「冷凍食品が嫌」なんて注文付けるな!だったらもっと稼いでくるか、自分で弁当作りなさい!」

 

【第6話・先読み】冷凍食品とか無理だから~冷食は手抜き?~

「私はあなたと同じ時間、共働きしながら時間削って家事やって弁当も作ってるのよ!仕事だけして他に何もしないあなたに、弁当に「冷凍食品が嫌」なんて注文付けるな!だったらもっと稼いでくるか、自分で弁当作りなさい!」

 

「うぐ…」

 

「10年間も同じことやってんだから、少しは昇進して給料あげて来なさいよ!なんでこんな単純なこともできないかなぁ?」

 

夫は真っ赤な顔をして悔しそうにして怒ってた。

たぶん、夫はあれでもプライドが高い方だった。人前ではすぐに見栄を張りたがる。だからこそ、会社での地位とか昇進については気にしているハズと踏んでいた。

 

これが大当たり。

だけど、言い返すだけじゃ足りないので、しっかり体験してもらうことにした。

 

私「明日から、あなた自分で弁当作ってね!冷凍食品は使わないこと!分かった!?」

 

夫「…ふん!」

 

夫は怒りながら自分の部屋に戻っていった。

 

おそらく夫は、「それくらい…」と、朝にお弁当を作る大変さを軽く感じていたはず。

その大変さをしっかり体感してもらうことにした

 

翌日の朝、キッチンでバタバタとした足音とガシャン!という食器音で起きた。

 

夫は朝からキッチンでひいひい言いながらマズそうな弁当を作り、バタバタしながら会社に行った。

 

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キッチンには嵐の後のような光景が残っていた。

これを私が片づけるのか…と思ってため息をついたが、夫が一歩前進したのだと気持ちを切り替えて片づけた。

 

その夜のこと、

 

「ごめん、俺が悪かった。冷凍食品でもなんでもいいからお弁当作ってください」

 

夫は帰宅後に謝ってきた。

朝に相当バタバタしたことが堪えたみたい。

 

私はテーブルで自分の仕事をしながら夫を見てニヤニヤしてやった。

「ふん、よくわかったか。仕方ない、作ってやろう。で、昇給はいつなの?」

 

「頑張るんで…もう少しお待ちを…」

 

なんだが急に自宅での上下関係が逆転したような感じがした。

 

これでしばらくはまた平穏な日々が送れそう…と思っていたが、それは大きな間違いだった。

 

後日、早朝6時チャイムが鳴った

「こんな朝早くからだれ…?」

 

そう思ってモニターを見ると、義母が大量の荷物を抱えてやってきた。

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