【第20話】男の子が良かったと子供の性別不満をぶつける夫と義母

男の子が良かったと、子供の性別不満をぶつける夫と義母

ここでは、インスタで紹介した「男の子が良かったと、子供の性別不満をぶつける夫と義母」の話を公開しています!

1~20話まで公開しているよ!

第20話の先読み更新したよ!

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Contents

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【第1話】男の子が良かったと、子供の性別不満をぶつける夫と義母

私には小学生1年生の娘がいる。
現在は夫と娘ちゃんと義母の4人暮らし。
義父は、あちこちを転々としているため、家を
留守にしがちだ。

先輩👧
「典子さん、もう上がってもいいよ」

私👩
「あ、ありがとうございます。お疲れ様です!」

そんな中、私はスーパーの
品出しのアルバイトをしている。

 

娘ちゃんが学校に行ってる間、
週に4日ほど、働かせてもらっているのだ。
更衣室のロッカーから鞄を取り出すと、
スマホの着信音が私を呼んだ。

私😅
(げ…この音は……)

私👩「はい、もしもし」

義母👽
「あ、やっと出た。ちょっと典子さん、アンタ今まで
なにしてたの?もう定時から30分も過ぎてるわよ?」

 

私👩
「もちろん、仕事ですけど…。今日は新商品の品出しも
あったので、少し遅くなったんですよ。連絡できなくて
ごめんなさい。」

義母👽
「言い訳はいいから、早く帰ってきなさい。
ご飯の支度もあるのよ!」

私😅
(はやくご飯を作れって電話ね…ハイハイ)

ウチでは私が全てのご飯を作ることになっていた。

 

家に帰ってから夕ご飯の支度をしていると、
義母が何気なく近寄って話しかけてきた。

義母👽
「ねぇ典子さん、男の子はまだなの?
近所の○○さんのところでね、男の子が生まれたん
ですって。可愛いのよ~。もう私羨ましくて羨ましくて…」

ここ最近、毎日のように義母から
「男の子を生みなさい」という催促を受けていた。

私😅(ウチにはもっと可愛い娘がいます💢)
と、この話をされるたびに心がモヤモヤ…

 

私が子供を産むまでは、

義母👽
「早く孫の顔を見せなさいよ!
そのために息子との結婚を許してやったのよ?
あなたの役目、ちゃんと分かってるの?」

と、上からしつこく
子供を作ることを要求された。

しかし、その後に実際に今の娘を産んだのだが、
女の子と分かった瞬間からあからさまに
残念な顔をされた…

 

義母👽
「はぁ…女の子か…残念ね。次には絶対、
後継となる男の子を産みなさいよ。
女を産んだところで、どうせ外にやるだけでしょ。
うちの血を残すためにも、男の子じゃないと
意味が無いわよ。」

と、言い出す始末。

義母の頭の中では、孫となる子は男でないと意味が無い。
血を残すためにも男が必要…という考えがあるらしい。
女の子を授かったことを報告した時は
「おめでとう」の言葉も無くて…😅

 

とはいえ、娘が育つにつれて、
なんだかんだで可愛がってくれていたので、その時の話は
忘れようとしていたのだが…

最近は何かと思い出したように「男の孫がほしい」と
催促してくるようになった。これがなかなか怠い😅

義母👽
「男の子は良いわね…あなたも
男の子を産めばいいのに。」とネチネチ。

こればっかりは授かりものだし、素直に健康に生まれてきて
くれたことを喜んでほしかった💢

 

義母👽
「それで、最近はどうなの?
子作りは上手く進んでるの?」

本気でほっといてくれと言いたかったが、

私👩💦
「まぁ、、、ぼちぼちですね。こういうのはタイミングも
ありますし、そういうこともなかなか…」

と、軽くかわそうとしていた。
正直、夫との関係は上手くいっていない。
夫の収入は少ないのに、残業ばかりでスレ違いも多い。

 

家計をサポートするために私もアルバイトで
働いているのだが…
ここ1年ほど、夫の私に対する「当たり」が強く、
正直、夫と子作りをするような雰囲気にはなってない…😅

義母👽
「はぁ…それじゃダメね。息子の嫁なんだから、はやく
男の子を産んでもらわないと!ウチの名前を継ぐん
だから、しっかりしなさいよ」

私👩「はぁ…」

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【第2話】男の子が良かったと、子供の性別不満をぶつける夫と義母

義母👽
「ウチの名前を継ぐんだから、しっかりしなさいよ」

私👩「はぁ…」

義母👽
「何よあなた。まるで男の子を作るのが嫌みたいね。
まさか、他の男と浮気してるんじゃないでしょうね?」

そしてこれ😅
私が子作りの話を適当にかわすと私の浮気を疑ってくる。

私👩💢
「もう、勝手な事言わないでください!
私が外に出る時なんて職場と買い物くらいです。
浮気なんかあり得ないですよ!」

先月、1時間の残業をした時なんか、
事前に残業になりそうだと連絡したのにも関わらず
こんなやり取りになった↓↓

===

義母👽
『残業した証拠を見せなさいよ。
アルバイトで1時間も残業するなんてありえないわ』

 

私👩
『今日は他のアルバイトさんが急遽休まれたので、
人手が足りなかったんです。』

義母👽
『急遽って、どう言う理由でよ?』

私👩
『お子さんが風邪をひかれたとかですよ。私だって
娘ちゃんが風邪を引いた時は助けてもらってます』

義母👽
『ふーん。娘ちゃん、あなたに似て
繊細で貧弱だものね。』

 

義母👽
『女の子なんて産むから甘やかして風邪をひきやすく
なるのよ。はぁ、やっぱり男の子がいいわぁ。』

私😅
(アンタだって女でしょーが!💢)
「どうもすみませんねぇ、甘やかしすぎているつもりも
ありませんし、元気に育っているのでご心配なく!💢」

義母👽
『まぁ!何その言い方!
あなたがそんなんだから、娘ちゃんもウチの遺伝子を
ひいてるのにあの程度の子にしかならないのよ!』

 

義母👽
『残業なんて適当なこと言って…もし浮気なんて
してみなさいよ。アンタの少ない貯金から、慰謝料
ガッポリ踏んだくってやるんだからね。』

===

 

と、少し言葉を返したらこうなった…😅

しつこく浮気を疑うし、娘にもひどい言い方をする…
孫なのに「あの程度の子」ってよく言えるわ💢
いったい何様のつもりなんだろう…

そんな義母の行動に困りながら食事の準備を
続けていると、娘ちゃんが部屋から出てきた。

 

娘👧
「まま~、お腹すいた~」

義母👽
「あら、娘ちゃん、もうすぐで夕ご飯できるからね~」

娘👧
「ほんと?じゃあもう少しだけ
学校の宿題がんばろうかな♪
晩御飯たのしみ~♪」

そう言って、娘は少し義母と話して
娘は部屋にもどった。

 

話をしている時は義母はニコニコしているのだが、
娘が部屋に戻ってから義母の様子が変わる

義母👽
「ねぇ、典子さん。娘ちゃんに学校の勉強を
頑張らせる必要なんてあるのかしら?
学校の勉強なんて適当にさせて、
もっと家事を手伝わせなさいよ。」

私👩
(は?どういうこと?💦)
「もちろんたまにはお手伝いもさせてますが…
小学校の宿題も十分必要だと思いますけど?」

 

義母👽
「女だもの、どうせ出ていくんだし、学力なんて
どうだっていいわよ。勉強は適当にやらせて、早めに
ウチにお金を入れる様に働かせなきゃだめよ。いいわね?」

そういって手のひらをぴらぴらさせて台所から消えてった。

私💢
(はぁ!?娘を使い捨てみたいに言うの何なの?
悪影響すぎる…娘を義母から遠ざけるようにしよう…💦)

 

義母の捨て台詞に呆れてぽかんとしていると
スマホのメッセージアプリの通知音が鳴った。

 

 

 

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【第3話】男の子が良かったと、子供の性別不満をぶつける夫と義母

メッセージアプリを開くと、
夫からのメッセージが受信されていた。

夫👨📧【今日は帰り、遅くなるから】

私👩📧【分かった。ちなみに、何時くらいになりそう?】

仕事中だと言うのに、夫からの返事は早かった。

夫👨📧
【さぁ?かなり仕事が立て込んでるから、
23時には帰れるかな】

 

私👩📧【遅いのね。今昼休み?】

夫👨📧【あぁ。そろそろ昼休み終わる】

私👩📧
【あ、明日、娘ちゃんの授業参観だから、
出来るだけ早く帰ってきてね】

夫👨📧
【え、そうだっけ?
あぁ…ちょっと無理、行けないかも(;´∀`)】

私は思わず、その文章を見て「は?」と低い声を漏らす。

 

私👩📧
【先月プリントを見せながら言ったでしょ!?
それに夫くん、明日は休みよね?
冷蔵庫のシフト表に年休のマーク入ってたわよ】

夫👨📧
【取引先の会長との接待が急に入ったんだよね】

私👩📧
【仕事なら仕方がないね。けど、私が言ってるのは
行けなくなった事じゃなくて、忘れてた事なの。
アナタの娘ちゃんの話よ?なんで忘れるの?】

 

夫と結婚して9年。
すぐに娘ちゃんが生まれて、今は小学一年生だ。

可愛い娘ちゃんが日々成長していく中で、夫は
育児に全く協力的ではない。

全部私に任せっぱなし。

子供の世話が苦手だからと、他の家事をしてくれれば
良いものの、それも全くのノータッチ。

何故なら夫の考えはただ一つ。

 

 

夫👨
「女は育児と家事をするなんて当たり前。

俺が稼ぎに出てるんだから、そんなの当然だろ?」

 

私😅
(前に会話中にぽろっと出た
この考え方がにじみ出てる…)

傲慢な態度をとっているが、正直、夫の稼ぎは
かなり低い。そもそも稼ぎが多ければ、
私もアルバイトをしていない。

現在、夫が働いている薬品会社の職場だって、
義母のコネで入れたようなものらしい。

コネがなければ、今頃どうなっていたか
分からない癖に、態度だけは大きい。

 

更に、義母はそんな夫に溺愛していて、
夫もマザコンの如く義母に甘えっぱなし。

その事実に私も気づきはじめ、
今になってなぜ結婚したのか後悔しつつある💦

そりゃ態度が大きくなるのも仕方のないことかも
しれないが…。せめて娘ちゃんだけはもう少し気を
かけてやってよ…って思う😢

 

夫👨📧
【うるさいなぁ、ここ最近忙しくて
少し忘れてただけだろ。別におまえが行けばいい話じゃん?( ゚Д゚)】

私👩
(少し忘れてただけって…💢)

怒りがフツフツと込み上げてくるが、鍋が沸騰していることに気づいた💦

ひとまずスマホをポッケにしまい、今度、夫に直接言ってやろうと心に決めた。

 

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【第4話】男の子が良かったと、子供の性別不満をぶつける夫と義母

翌日、同じようにアルバイトを終えて帰ってきた。

私👩「ただいま帰りました」
娘👧「ママおかえり!」

私👩「ただいま、学校どうだった?」
娘👧「楽しかったよ。これ、今日は算数のテストだったの」

娘ちゃんが答案用紙を渡してくれた。

私👩「凄い!95点ね!」
娘👧「うん、100点取りたかったけど…ダメだった」

 

私👩
「惜しかったけど、次はいけるわよ。
ほら、ケーキ買ってきたから食べましょ」

答案用紙を自室に置きに行った娘ちゃんの笑顔を
見れただけで、ケーキを買ってきた甲斐があるものだ。
娘ちゃんと入れ替わるように義母が私を迎えた。

義母👽
「おかえりなさい。今日はきちんと寄り道もせずに
買ってきたみたいね。」

笑みを浮かべながら言う義母に(ストーカーかよっ)と
内心ツッコミを入れながら、家に上がる。

 

 

義母👽
「ちゃんと息子の分のケーキも買ってきたんでしょうね?」

私👩
「はい。まあ、今日も帰りが遅くなるみたいですけど」

義母👽
「まぁ…大変ねぇ。汗水流して働いてくれて、
アナタも感謝しなさいよ?」

私👩
(息子の残業については、浮気を疑わないんですね。
まぁ、知ってましたけど。)

 

 

義母の息子甘えもほとほと呆れてしまう…
すると..

義母👽
「それにしても…娘ちゃん、勉強は苦手な方みたいね」

私👩「はい?」

義母👽
「小学一年生の算数で100点取らないなんて…
息子はきちんと100点とったわよ?

やっぱり男の子の方が勉強は得意なのかしらね。
早めに勉強の方は諦めたら?」

 

私👩
「学力は人それぞれですし、娘ちゃんは頑張ってます。
あまり人と比べてあげないでください。」
(と言うか、学力に性別は関係ないでしょ?💢)

義母はそれでも片手を頬に当てながら言葉を並べる。

義母👽
「やっぱり私からしたら、男の子は捨てがたいわ〜。
そういえばね、隣の太田さんちのお孫さんが、先日
有名大学の入学が決まったんですって!

あと、友達のお孫さんもサッカーの強豪校に
入学したらしいし…二人とも男の子なんですって」

 

私👩「へぇ…そうなんですね。」

義母👽
「やっぱり男の子って将来が有望よねぇ?
娘ちゃんの学力はあまり良くないようだし」

私👩
「あの、あまり蔑むような言い方はやめてもらえますか?
あの子は私の大事な子なんです」

これ以上娘ちゃんへの蔑みは聞きたくないと、
私は逃げるようにキッチンへと向かった。

 

隣町のチーズケーキを机に並べ、
義母と娘ちゃんが食べている間、私は
夕食の準備に取り掛かった。

今日のメインは生姜焼きだから…
解凍していた豚肉を取り出して…て、あれ?

私👩「豚肉は…?」

義母👽「あぁ。アレなら捨てたわよ」

私👩「は、はい?」

 

私は嫌な予感がして冷蔵庫を見直した。

無い!! 賞味期限が今日までの豆腐や、
カニカマの姿が消えている。

私👩「あの…な、なんで捨てられたんですか?」

義母は食材を捨てた事をあっさり認めて、更にこう続けた。

義母👽
「だって…賞味期限が今日までよ?
アレを私に食べさせようとしてたの?」

 

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【第5話】男の子が良かったと、子供の性別不満をぶつける夫と義母

義母は食材を捨てた事をあっさり認めて、
更にこう続けた。

義母👽
「だって…賞味期限が今日までよ?
アレを私に食べさせようとしてたの?」

私👩
「いやいやいや。消費期限や賞味期限が過ぎていたの
ならまだしも、今日までですよ?全然食べられます」

 

義母👽
「あなたは食べられるだろうけど、私は嫌なの。
まさかあなた、今までも私にギリギリの物
食べさせていたの?」

私👩
(当たり前だろ💢 たまに食材が減ってる気がしてた
けど、それもこの人の仕業だったのかっ…)

娘ちゃんの前で言い争いをしたくない。

私は柔らかい笑みを浮かべ、娘ちゃんを自室に
行かせ、義母に対抗した。

 

私👩
「私は、お義母さんに期限が切れたものを
食べさせたことはございません。
期限内のもので料理をしています。」

義母👽
「ギリギリのものを食べさせないで。だいたい、
私は家族の為に、機嫌は必ず三日以上前の、
新鮮な食材で調理していたわ」

 

私👩
「そう言う考えは素晴らしいと思います。けど、
スーパーの安売りとかを利用しながら買い貯めとかを
してるんです。そうしないと、節約もできないでしょう?」

義母👽「節約節約って、ケチくさいわね。」

私👩
(アンタの息子の稼ぎが少ないからだよ💢)
「ケチくさいって…娘ちゃんの学費を
貯めないといけないし、万が一の時の備えも
必要なんですよ?」

 

義母だってもう若くは無い。万が一病気になって、
入院なんてしたら、こっちに泣きついてくるのは
目に見えてる。好き放題させてたらヤバイ😅

義母👽
「とにかく、私と息子には賞味期限
期限ギリギリのものを出さないで!」

私👩「絶対とは言えませんね」

義母👽
「何よ!だいたい、そんなに金が欲しいなら、あなたが
アルバイトの量を増やせば良いんじゃ無いの?」

 

私👩
(早く帰ってこいとか、もっと働けとか…💢)
「働けと簡単に言いますが、娘ちゃんの事もあるんです!
家事と両立するには、この日数が限界なんです。

お義母さんがもう少し家事を手伝ってくれるなら、
もっと働けるんですけどね😅💢」

義母👽
「なぁ~によ!私のせいじゃないわよ。
嫁のあんたが働くのは当たり前でしょ?」

私😅
(当たり前なわけないでしょ💢)

 

何もしてくれない義母に、
私は大きなため息をついた。

私👩
「はぁ…とりあえず、冷蔵庫の中の物を勝手に
捨てないでくださいね」

義母👽
「ふん、古いものを捨てるのなぁにが悪いのよ~」

義母はツンッとテレビの方にそっぽを向いて
ぐちぐち小声で文句を言ってる。

 

私👩(全く…晩御飯どうしよう…)

残りの食材で晩御飯を作るしかない。

頭を抱えながらスマホでレシピを見ようとすると、
夫からメッセージが入っていた。

 

私👩「…は?どう言う事?」

 

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【第6話】男の子が良かったと、子供の性別不満をぶつける夫と義母

次の日の朝、私は娘ちゃんと朝食をとっていた。

義母は朝からグランドゴルフに出かけている。

娘👧「ママ、パパは?」

私👩「あぁ…パパは仕事だって」

 

そう、夫から送られてきたメッセージの
内容はこうだった。

夫👨✉
【今日は会社で泊まり込みになった。
明日の夜に帰るから】

今までこんなことは無かったので、私は晩御飯の
支度をひとまず置いといて、夫に電話した。

3コール程で夫は気だるそうに電話に出た。

夫👨📞
『なに。今仕事中って分からない?』

 

私👩📞
『いやそうなんだろうけど、泊まりってなに?
今までそんなことなかったじゃない』

夫👨📞
『さっきも言っただろ。明日は取引先との接待なんだ。
その準備に忙しいの』

私👩📞
『接待の準備って…一晩かかるほど
大掛かりなことしてるの?』

夫👨📞
『そうだよ。なんだよ、まさかお前、
俺のこと疑ってるのか』

 

私👩📞
『そう言うわけじゃないけど、
今までこんなことなかったから不思議に思っただけ』

電話を握る手がかすかに震えているのが分かった。

私👩📞
『ねぇ、信じていいのよね』

夫👨📞
『なにを疑うことがあるんだよ。仕事なんだ。
忙しいから切るぞ』

プツッという電子音と共に夫は消えていった。

 

義母👽 『息子がなんだって?』

今まで知らんぷりだった義母も、息子のことになると
身体ごとこちらを向いていた。

私👩 『今日は泊まり込みだって…』

義母👽
『あらっ、そうなの?
大変ねぇ…体を壊さないといいけれど』

眉を下げながら言った義母は、私に鋭い眼光を向け
きつい口調で言った。

 

義母👽
『信じる信じないとか言っていたけど…
まさか貴方、息子の事を疑ってるの?』

私👩
『私はただ…心配なだけです』

義母👽
『あんな優しい子になにを心配しているの?
余計な心配している暇があったら、さっさと
晩御飯の用意をしなさい。
私、17時30分までには食卓につきたいの。
あまり遅く食べたら、体に悪いでしょ?』

 

私👩💢
(私の数時間の残業にはとやかく言うくせに、
息子の事は棚に上げて…)

その後、義母の要求通り、さっさと晩御飯を作り終えて、
グルグル不安を抱えながら今朝に至ったと言うわけだ。

私👩
「ごめんね?だから今日の授業参観は、
ママしか行けないんだ」

娘👧
「そっか…けど、ママが来てくれるなら良いよ!
今日は頑張るね」

 

私👩
「ママも娘ちゃんが頑張ってるところ
楽しみにしてるよ!」

ニコニコ笑みを浮かべる娘ちゃんの頭を優しく撫でる。

娘👧「ご馳走さま、行ってくる!」
私👩「行ってらっしゃい、気をつけてね」

娘ちゃんを玄関で見送り、軽く背筋を伸ばして、
私は家事に取り掛かった。

この時の私は、この後とんでもない出来事が
起きるとは思ってもみなかった。

 

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【第7話】男の子が良かったと、子供の性別不満をぶつける夫と義母

娘の授業参観のために教室に着くと、
仲のいいママ友が手を振って招いてくれた。

ママ友👧「久しぶり、元気だった?」

私👩「ボチボチよ…」

授業が始まるまで10分。

子供たちはソワソワしていて、後ろを
チラチラ見ながら、友達同士で会話を
楽しんでいた。

 

娘ちゃんも私に気づいたので小さく手を振ると、
嬉しそうに手を振りかえしてくれた。

すると、傍からママ友の旦那さんが現れた。

ママ友旦那👦「こんにちわ」

私👩
「あ、こんにちわ、いつも夫がお世話になってます!」

 

ママ友の旦那さんは夫と一緒の職場。

旦那さんは柔らかい笑みを浮かべると、
ママ友の側でカメラの準備をしだした。

ママ友👧
「典子さんところの旦那さんは?」

私😓
「あぁ…今日は急な接待で来れないって」

ママ友👧
「接待?そんなのあるのね」

 

ママ友旦那👦
「さぁ?僕は夫さんとは部署が違うから、
分からないなぁ…
大変ですね。あ、そうだ、じゃあ今日の
録画したデータ、またお渡ししますよ」

私👩
「いいんですか!ありがとうございます。
夫も喜びます」

ママ友👧「アンタもたまにはいいこと言うわね」

ママ友旦那👦「なんだよそれ笑」

 

二人の仲のいい姿を見て、心が暖まった。

私👩
(いいなぁ…羨ましいな。
私も夫と授業参観に来たかったな)

きっと娘ちゃんもその方が嬉しいだろうに。
ごめんね…

和やかな雰囲気の中、私は
小さく娘ちゃんに謝った。

 

すると、残り数分で授業が始まると言うところで、
ポケットの中のスマホが震えた。

噂をすればなんとやら。
夫からの電話だった。

私は参観客の前を早足で抜け去った。

私👩
(もしかして、いまから来れそうとか言う連絡かな)

 

私👩📞「もしもし?」

期待を胸に電話に出ると、夫は異様に
焦った様子だった。

夫👨
「あぁっ、もしもし?お前今どこにいるんだ!」

私👩
(昨日から言ってるのに、コイツはまた忘れたのか。)
「どこって…授業参観よ。」

 

怒りがフツフツと沸く中、夫は声を荒げながら
言葉を続けた。

夫👨
「お前っ、すぐに家に帰れ!母さんが
大怪我をしてどうしようも出来ないって!」

私👩
「は、はぁ!?」

夫👨
「はやくっ!!」

 

授業の開始ベルが鳴り響く中、
私は廊下を走り出した。

車に飛び乗り、私は家へ全速力で向かった。

バンっと扉を開け、靴も糊投げるように脱ぎ、
リビングに向かった。

私👩
「お義母さん大丈夫ですか!?」

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【第8話】男の子が良かったと、子供の性別不満をぶつける夫と義母

私👩
「お義母さん大丈夫ですか!?」

リビングのどこにもお義母さんの姿は見えない。
心臓がバクバク動き、冷や汗も止まらない。

義母の部屋に向かおうと…
踏み出した時だった。

 

義母👽
「なぁに?騒がしいわね。」

現れた義母は、
至って元気そうだった。

 

開いた口が塞がらなかった。
え…ちょっと待って…どういうこと?
大怪我したんじゃなかったの?

私👩
「夫から…お義母さんが大怪我をして
どうしようも出来ないって…連絡が来たんですが」

義母👽
「そうよ。帰ってくるのが遅いわ」
義母はドサっとソファに座った。

「ほら」と私に右手を突き出した。

 

義母👽
「久しぶりに料理をしようと思ったら、
包丁で利き手を切ってしまったの。

あなたが昼食の準備をしてい
ないからこんな事になったのよ。

もうどうしようもできないから、
さっさとお昼を作ってちょうだい」

 

絆創膏でどうにかなるほどの浅い傷。

私もよくするケガだし、決して
“どうしようもできない怪我”なんかではない。

私👩 「まさか、それだけで私を呼び戻したんですか?」

義母👽 「それだけって…なに言ってるの!」

私👩
「それはこっちのセリフです!今日は娘ちゃんの
参観日だったんですよ!?それはお義母さんも
知ってるはずでしょうっ。」

 

私👩
「だいたい、今日は町内会で昼食が出るから、ご飯は
いらないって言ってたじゃないですかっ」

義母👽
「娘ちゃんの参観日は知ってたわよ。だからこうして
自分で料理しようとしたんでしょうよっ!」

町内会についてはスルーにされたが、義母はパシンッと
テーブルを叩き、義母は口調を荒げ言葉を続ける。

義母👽
「だいたい、怪我した私を労る気持ちはないの?」

 

私👩
「程度というものがあると言ってるんですっ!
どうしようもないって聞いて、私はてっきり
倒れたのかと…」

義母👽
「それはあなたの勝手な勘違いでしょう?
勘違いで怒らないでちょうだいっ!」

私👩💢
「それでもっ、私を呼び戻すほどの怪我でも
ないでしょ!大人なんですからっ、少しは
我慢してくださいっ」

 

義母👽
「まぁっ、なんて事を言うの!?
怪我をしている夫の母親に向かってその暴言…。
全く、最近の若い娘はこれだからっ」

義母👽
「はぁ…娘ちゃんもあなたみたいになると思うと先が
思いやられるわ。最近の女って口だけは達者だから
嫌なのよ…」

私👩💢
(はぁ!?アンタにだけは言われたくないわっ)

 

義母に反論したかったが、今は娘ちゃんが先だ。
義母の文句を無視して家を飛び出し、車で学校に走った。

👦先生
「それじゃあ、今日の授業はコレでおしまい。
ありがとうございました」

廊下を全速力で走り、勢いのまま扉を開けるも、
号令で授業が終了したところだった。

娘ちゃんは、ゆっくりと振り返り、悲しそうな表情で
私を確認した。

 

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【第9話】男の子が良かったと、子供の性別不満をぶつける夫と義母

HRを見守り、生徒各々が両親の元に向かった。

ワイワイガヤガヤと、楽しそうに今日の出来事を
話している中、ランドセルを背負った娘ちゃんも
私の側にやってきた。

私👩「娘ちゃん…今日は本当にごめんね…」

娘ちゃん👧 「…。」

キュッと私の手を引いて、教室を出たがったっため、
私はママ友に静かに挨拶をして、その場を後にした。

車に乗り、助手席の娘ちゃんに謝った。

 

私👩
「本当にごめんね…急用ができて、授業、見れなくて…」

娘ちゃん👧
「用事、なら…仕方ないね」

言葉を詰まらせながら喋る娘ちゃんをそっと抱きしめる。

私👩「ごめん、本当にごめんなさい。」

娘ちゃん👧
「うん、寂しかった…今日はママやパパと私達が、交代で
朗読する時間があって…わたしはママが居なかったから、
先生としたの」

 

胸が張り裂けそうな痛みに襲われる。
涙声の娘ちゃんをより一層、目一杯に抱きしめた。

私👩 「ごめんね。ごめん…」

娘ちゃん👧「いいよ。ママも、大変だから…私も我慢する。
ママのお手伝い、するんだ」

なんで、どうしてこんなに心優しい娘ちゃんに
我慢をさせてしまっているんだろう。
自分の不甲斐なさに、本当に嫌気がさす。

 

娘ちゃん👧
「ママ、今日は…ハンバーグ、食べたい」

私👩
「ハンバーグね…。分かった、今日はとびっきりの
ハンバーグ作るわね」

娘ちゃん👧「うん…ありがとう」

フワッと優しい笑みを浮かべた娘ちゃんを見て、
どうしようもない気持ちが込み上げてきた。

 

家に着くと、義母が娘ちゃんを出迎えた。

義母👽
「おかえりなさい。娘ちゃん、授業参観どうだった?」

娘ちゃん👧 「うん…頑張ったよ」

義母👽
「そう、偉いわぁ。お母さんが見れなくて
悲しかっただろうけど、授業参観はまたあるから、ね?」

娘ちゃん👧
「そうだよね…」

 

義母👽
「うん!今日の晩御飯は娘ちゃんが好きな
食べ物作りましょうねぇ。ほら、手洗いうがいしてきなさい」

娘ちゃん👧
「…うん…」

娘ちゃんがパタパタと洗面所に消えるのを確認すると、
義母が鋭い眼差しで私を捉えた。

義母👽
「さっきはどうも。楽しいお話をありがとう」

 

義母👽
「えらく娘ちゃんがしょぼくれ
てるけど…
ホント、女の子って弱いね。
授業参観ぐらいで
何を凹んでるんだか」

 

私👩
「ちょっと!言って良いことと悪いことの
区別もつかないんですかっ」

あまりの言い分に声を荒げてしまい、娘ちゃんが
心配そうに振り返る。

私👩
「だ、大丈夫よ。ごめんね」

義母は一つ面倒そうにため息をつき、
私に背を向けた。

 

義母👽
「まったく…これだから最近の若い女は…
あ、そうそう典子さん。

後で…お話があります。
晩御飯を食べ終えてから、私の部屋に来なさい」

そう言い残して、義母は自分の部屋に戻った。

 

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【第10話】男の子が良かったと、子供の性別不満をぶつける夫と義母

今日の晩ご飯は、世界で一番美味しい
ハンバーグを作るんだ…。
頑張った娘ちゃんのために…。

夫👨「ただいまぁ」

今日の騒動のきっかけとなった夫が帰ってきた…
タネをこねるのをやめ、夫のいる洗面台に向かった。

私👩
「おかえりなさい」

 

夫👨「あぁ。」

私👩
「お義母さんの怪我、たいした事なかったわよ」

夫👨
「それは何よりじゃないか。なに怒ってんだよ」

私👩
「状況確認をもっとちゃんとしてよ!
あなたはいつもお義母さんのことを優先して…
娘ちゃんの事は考えてあげられないの?」

 

夫👨
「は? 母親なんだから
娘より優先するのは
当たり前だろ?」

 

夫👨
「だいたい電話口なんだから怪我の様子なんて
分かるわけないだろ」

私👩
「けどっ、どれくらい切ったかとか、救急車を呼ぶほど
の事なのかとか、色々聞けるじゃないっ!」

夫👨
「うるせえなあ。俺も仕事中に電話をかけたんだ。
忙しいんだよ」

 

イライラしてきたのか夫の語気が
次第に強くなっていく。

夫👨
「じゃあなんだ?
お前は怪我が軽かったら帰らなかったのか」

私👩
「帰らないわよ!命に関わる事じゃないし、
病院に行く必要も一切考えられないのなら、
娘ちゃんを優先したわよ!」

夫👨
「さいっていだな。」

 

 

義母👽
「ちょっとどうしたのよ?」

夫👨
「母さん!大丈夫だった!?」

ころっと声色も変え、お義母さんに駆け寄る夫に、
私は寒気を覚えた。

義母👽
「ありがとう…痛かったけど、もう大丈夫よ。
一人で、治療したけどね」

 

夫👨
「ごめんよ…役に立たないヤツを呼んでしまって」

私👩
(こいつ…!今、私の事を役に立たないって言った!
私はほんとに心配して、がむしゃらに走って
義母の様子を見に来たんだぞ?)

夫👨
「俺も仕事が忙しくて抜け出せなくて…
すぐに来たかったんだけど」

 

義母👽
「いいのよ!どっかの誰かさんと違って、貴方は
本当に優しい子…大好きよ」

私👩
(出たよ出たよ義母の甘やかしっ…)

義母の夫への甘やかしには
ほとほとまいっているのだ。

義母の甘やかしは数週間前にも起きた。
ある大きな荷物が家に届いた日のことだ。

 

私👩
『なにこの大きな荷物?』

夫👨
『あっ!母さんっ、もしかして”アレ”買ってくれた?』

義母👽
『あら、夜にサプライズであげようと思ってたんだけど
バレちゃったかしら』

夫が嬉しそうに段ボールから出してきたものに、
私は目を疑った。

 

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【第11話】男の子が良かったと、子供の性別不満をぶつける夫と義母

義母が夫に購入したものは
以前、通販サイトで欲しい欲しいと言っていた
ゴルフセットだった。

値段は確か35万円近くしたはず…。

私👩
『お、お義母さん、これ、どうやって買ったんです…?』

義母👽
『通販でよ』
ケロッと義母は答えたが、義母は夫の稼ぎでは
とてもじゃ買えないものをあげているのだ。

 

買ってあげるのは個人の自由だから別にいい。
私が言いたいのはそこじゃ無くて…

義母👽
『私のお金なんだから、私がどう使おうが勝手でしょ?』

私👩
『もちろんそうですね』

義母の言う事は一理ある。
しかし、義母は同居をしているのに家には
一切にお金を入れない。

 

食費も、公共料金費用も、雑費も…挙げ句の果てに
税金家計も、全て夫と私の稼いだお金で賄っている。
一緒に住んでいるにもかかわらずだ。

義父の稼ぎも、自分の娯楽にしか使っていない事は、
恐らく義父は知らないだろう。

一度、少しは家にお金を入れてくれないかと
説得に試みたが

義母👽
『はぁ?生い先短い私から、金を巻き上げるの?』

 

夫👨
『お前、母さんの金を巻き上げてなにしたいんだよ。』

私👩💢
(親の金で色んなもの買ってもらうアンタに
言われたくないわ!
ここ最近、自分の為にお金は一切
使ってませんけど!?)

義母に散々甘やかされて育った夫が傲慢になるのは
必然だったのだろう。

夫の傲慢エピソードなら他にもある。

 

私👩
『ねぇ、前にも言ったけど明日、外せない用事があって、
帰りも少し遅くなるの…。明日、休みよね?
娘ちゃんとお義母さんを見といてね』

夫👨
『は?そんなの聞いてないけど』

私👩
『1ヶ月前に言ったわよ?
だから休みを取ってもらったんでしょ』

夫👨
『あー。無理無理、明日は予定あるから』

 

私👩
『予定ってなに…?外せない用事?
そもそも、私は先に言ってたわよね。
百歩譲って、事前に外せない用事とかがあるなら
先に言っといてよ。』

夫👨
『うっさいなぁ…』

夫は鬱陶しそうに後頭部をかくと、
溜息を吐き立ち上がった。

 

夫👨
『だいたい、夫のスケジュールを
把握しとくのは、お前の仕事だろ。

なんで俺が自分から言わないと
いけないんだよ。
お前が聞いてこないのが悪い』

 

私👩
『いやいやいや!前に事前に把握しようとしたら
「一々口出ししてくんな。なんかあったら言う」
…って突き放してきたじゃない!
言ってる事違いすぎ』

夫👨
『忘れた。風呂入ってくる』

ヒラヒラと手を振り風呂場に消えていった夫に
なにを言っても無駄だ。

 

夫は都合が悪くなると「忘れた」の一点張り。
こうなればこちらがどう説得しようが無駄。こっちが
疲れるだけなんだ。

てな感じで、甘やかす義母と傲慢夫という
最悪の悪循環が我が家には生まれている😭

こんな親子からは離れるべきだよな..,と思いつつも
今後と経済的なことを考えるとなかなか離婚に
踏み切れずにいる。

そして義母に言われていたように
晩御飯の後に義母の部屋に向かった

 

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【第12話】男の子が良かったと、子供の性別不満をぶつける夫と義母

晩御飯を終え、諸々の家事を終えて、
私は義母の部屋に向かった。

私👩「話ってなんですか?」

義母👽
「一ヶ月後に、旦那が帰ってくるのよ。
だいたい一週間の間だけみたいなんだけど、旦那が
いる時は、家事は一切しないでね」

私👩(!! きた!!)

私は義父が帰ってきている間の事を、束の間の
リフレッシュ期間と称してる。

 

義母は旦那の前では、出来る嫁というのを
演じたいらしく、その間、この家の家事は全て
義母がやるのだ。

義父はとても温厚で優しい。今年の正月にも…

義父👴
『ほらほら、典子さん。おせち食べてるかい?
遠慮せず、たくさん食べるんだよ』

私👩『あ、ありがとうございます』

せこせこと普段では考えられない働きを見せる義母にも、
義父はニコニコと笑みを浮かべて言う。

 

義父👴
『おいおい、正月なんだから、
ゆっくりしてくれてもいいんだよ?』

義母👽
『いやいや、私はみんなの為に、こうして動くのが好きな
だけですから。それに、いつも、家事は私がしてるので、
慣れてるんですよ』

義父👴
『ハハハ。いい奥さんをもてたなぁ。』

私👩
(お義父さん騙されないでっ。その人、普段は一切
家事なんてしませんよっ!!)

 

私👩
(なんならそのおせちは、お義父さんが帰ってくる前に、
私が仕込んだものなんですよ!)

心の声がお義父さんに届くわけもない。

義父👴
『娘ちゃんも、ご飯食べてるかい?』

娘ちゃん👧
『うんっ。あ、おじいちゃん、これ見て!この前図工の
時間に書いた絵が、表彰されたんだよ』

 

義父👴
『おぉ、すごいなぁ〜!娘ちゃんは大きくなったら
ゴッホみたいな天才画家になるんだろうな』

娘ちゃんもそんな温厚なお義父さんが大好きで懐いている。
もしかしたら、夫より懐いているかもしれない。

私👩(今回は一週間か…)

恐らく、義母は、家事を一切しない私の姿を
義父に見せて、自分の株をあげようと言う
魂胆なのだろう。

 

私👩
(お義父さんにお義母さんの真の姿をチクっても
良いんだけど、無駄に悲しませたくもないし…。)

色々と考えを張り巡らせていると、
義母から思わぬ言葉が飛んできた。

義母👽
「ねぇ、典子さん?貴方、そろそろ男の子作らないの?」

私👩
「は??いや。作ろうと思って作れるものじゃないですし…
それに今は娘ちゃんの事で手一杯なので」

 

義母👽
「けど私、孫には男の子も欲しいのよ。
前から言ってるでしょ?」

私👩
「道具じゃないんですから、はい、わかりましたで
作れませんよ笑」

義母👽
「お義父さんもね、孫とサッカーするのが夢って言って
たわ。」

 

義母👽
「そろそろお義父さんの期待に
応えようとか思わないわけ?
息子はお父さんの一人息子だから、
あなたにかかってるのよ?」

 

私👩
(そんなの私に言われたって
どうしようもできないっつーの!💢)
「ハハハ…えっと、もう良いですか?」

乾いた笑いしか出せない私を、義母は尚も引き止める。

義母👽
「そうだわ、お世話が大変って言うなら、
私がお世話してあげる」

私👩「は?」

 

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【第13話】男の子が良かったと、子供の性別不満をぶつける夫と義母

義母👽
「そうだわ、お世話が大変って言うなら、
私がお世話してあげる」

私👩「は?」

義母👽
「息子はちゃんと育ったもの♪
男の子の世話は慣れてるわ。
孫が男の子なら、私もお世話する気になるわ。」

 

はぁ?普段一切家事をしないアンタなんかに、
大事な子供を預けられるわけないでしょっ!
それに男の子ならってなんだよ…💢

私👩
「…なんだか、先ほどからまるで娘ちゃんが
可愛くないみたいな言い草ですね。」

義母👽
「はぁ?わたしを悪者みたいに
言わないで?人聞きが悪いわ。」

 

義母👽
「息子もほんとに可愛いもの。
私は息子みたいに可愛い孫が
見たいのよ」

 

ダメだ…義母の夫への溺愛っぷりに
なんだか吐き気がしてきた。

私👩
(ほんっとに気持ち悪い💢)
「娘が可愛くないみたいな言い方やめてください!」

あまりの言い草に、頭に来た私は思わず
声を荒げてしまった。

義母👽
「なによ興奮しちゃって…ちょっとした提案じゃない」

 

私👩
「余計なお世話です!
今は新しい子供の事なんて考えてませんし、
私は娘ちゃんの事を大事に育てたいんです!
あなたに指図される覚えはありません💢」

義母👽
「はぁ…もういいわっ。
さっさと出ていってちょうだい!」

私💢
(言われなくても出ていくわっ)

 

仮に今後、男の子を授かったとして
この義母に勝手に世話をされ、
夫の様に育てられてしまうと思うとゾッとする。

もう少し娘ちゃんの事を考えられないのかな?
やっぱり離婚しかないか…

そんなことを考えながら無言で義母の部屋を
後にして、歩を進めようとした時だ。

娘ちゃん👧 「お母さん……」

私👩「娘ちゃん!?」

 

うかつだった。
娘ちゃんに今の会話を聞かれているかも
しれないってことを考えるべきだった。

下に俯く娘ちゃんに慌てて駆け寄る。

私👩
「今の話、聞こえてた…?」

娘ちゃん👧
「…え?なんの事?

 

娘ちゃん👧
「あのね、ママにお願いがあるの。
携帯が欲しいの」

私👩
(携帯電話…?)

 

 

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【第14話】男の子が良かったと、子供の性別不満をぶつける夫と義母

娘ちゃん👧
「あのね…ママにお願いがあるの。
“携帯”が欲しいの」

今までそんな話を一切してこなかったのに
どうして突然、携帯なんかを欲しがるのだろうか?

リビングのソファに座らせ話を聞いた。

娘ちゃん👧
「クラスの友達が、みんなアプリで
電話したりメッセージを送り合ってるの。
家に帰っても、お友達とお話ししたい」

 

私👩「それはいいことだけど…」

娘ちゃん👧
「それに、ゲームも出来るんだよ?みんなやってるの」

時代も時代だ…。
私が小学生の時なんて、家ではお絵描きとかして、
携帯は高校の頃に初めて持ったのに。

普段わがままなんて滅多に言わない娘ちゃんの願いを
叶えてやりたいと思いながらも、流石にまだ早い…。

 

今の時代、ネットの勉強をしてからじゃないと
なにに巻き込まれるか分からないし…。

夫は側で話を聞いているが、「我関せず」といった様子。
そんな中、義母がリビングに顔を出した。

義母👽
「携帯?小学一年生にはまだ早いわよ」

滅多に意見が合わないが、流石にこの件に関しては
意見が一致したようだ。

 

義母👽
「パパが子供の頃は、外では元気に遊んで、
家では勉強してたわよ」

娘ちゃん👧
「勉強もちゃんとする!携帯ばかり触ったりしないから」

義母👽「ふーん…」

私👩
「けどね、娘ちゃん。携帯はやっぱりまだ早いわ。
携帯ってね、ちゃんと使わないと取り返しの
つかないことにもなるの」

 

娘ちゃんを説得にかかっていると、義母が
「じゃあ」と遮った。

義母👽
「じゃあ、わたしが買ってあげる」

娘ちゃん👧「ほんとに?」

義母👽
「えぇ。そのかわり、テストで毎回100点を取って、
毎日3時間以上勉強をしなさい。」

私👩「ちょっと!何言ってるんですか!?」

 

私👩
(毎日3時間って…友達と遊ぶ暇ないじゃないっ。
今は勉強も大事だけど、友人と遊ぶことも
大事なことなのにっ)

義母👽
「一つでも100点以下を取ったら、
ペナルティで5時間勉強してもらうわ。」

私👩
「そんな事させなくてもいいでしょう!?」

 

娘ちゃん👧
「わかった…がんばる!」

義母の「きまぐれ」によって私の話なんて聞かず、
勝手に話を進めていった。

携帯を義母から買い与えられた娘ちゃんは、
毎日勉強を3時間を成し遂げていった。

私👩
(外で元気いっぱい友達と遊んでいた時間を
割いてまで…なんでそこまで携帯のために?)

 

義母👽
「ちょっと!さっさと晩御飯の用意しなさいよ!」

私👩「はいはい、いまやります!」

娘ちゃん👧
「……こうやって、こうだ。」

 

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【第15話】男の子が良かったと、子供の性別不満をぶつける夫と義母

私👩
「はい、じゃあ娘ちゃんに伝えるので、多分すぐに
メッセージがいくと思います」

義父👴
「よしっ、嬉しいな〜孫とお話しできるなんて♪」

娘ちゃんが義母にスマホを買い与えられ、
義父にメールアドレスを伝えると
すごく喜んでくれた。

 

電話口だが、きっと義父は満面の笑みを
浮かべているのだろう。

私👩
「そういえば…
もうすぐで帰ってこられるんですね」

 

義父👴
「そうだね、なんやかんや
半年は帰ってなかったからね〜」

私👩
「お義父さんと久しぶりにお会いできるので
たのしみです」

 

義父👴
「ありがとう。
ねぇ典子さん、何かあった?」

 

突然の義父の質問に
私は「え?」と声を漏らしてしまった

義父👴
「いや、勘違いだったら申し訳ないんだけど、
少し声に覇気がないと思ってね。
少し心配になったんだ」

 

私👩
(正直、最近義母や夫の行動が酷すぎて、
疲れてきてるんだよな。
けど、そんなの義父にいえないし)

私👩
「そんなことないですよ!元気です」

 

義父👴
「なら…良いんだけど…。
典子さん、何かあったらすぐに言って欲しい。
僕らは離れていても家族なんだよ?」

気づけば、頬に一筋の涙がこぼれた。

 

こんな暖かい言葉…久しぶりかけてもらえた…。

義父👴
「典子さん…?」

私👩
「あ、ごめんなさいっ…ありがとうございます。
帰られるの、楽しみにしてますね」

そうして義父が帰ってくる日まで
あと1週間と迫っていたある日…事件は起きた。

 

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【第16話】男の子が良かったと、子供の性別不満をぶつける夫と義母

義父が帰ってくる一週間前になったある日、
私と夫と義母は市内のデパートに買い物へ来ていた。

義母👽
「旦那が帰ってきた時は、すき焼きがしたいわねぇ。
あの人お肉が好きだから。このお肉にしましょう」

 

私👩
(うわっ、たっかっっ!?お肉はまだしも、そんな高い
卵じゃなくてもいいでしょっ)

ここ最近の節約が一瞬にしてパーになるような
金額の買い物をしているが、仕方がない…
お義父さんのためだと思えば安いものだと思える。

 

明日からまたかなり節約しないとな…と
頭を巡らせている時だ。

義母👽
「あら、このお洋服可愛いじゃない!」

義母が目を光らせたのは、子供服のコーナーだった。

 

義母👽
「あらあら子の服とか貴方がちっさい頃に着たら
絶対に似合ってたわあ」

夫👨
「母さん恥ずかしいよ笑。今の子供服って大人が
着るようなデザインのもあるんだなぁ」

 

二人が男児の洋服しか見てない事に
小さな苛立ちを覚えた…が、

気にしたら負けだと、
女児コーナーに向かおうとした時だった。

 

義母👽
「ねえ?やっぱり私、
孫には男の子が欲しいわ〜…。

典子さんにも昨日言ったんだけど、
子育てがめんどくさいとかで断られたの」

私👩
「そんな事一切言ってませんけど。」

また自分のいいように捏造して…と
呆れていると、夫が耳を疑うような事を口にした。

 

夫👨
「やっぱり母さんはいいこと言うね!」

私👩
「は?」

 

夫👨
「いや、俺も自分の子供は
女の子より男の子の方が
良かったんだよ…。

女の子の話はよく分かんないし、
ママごととか何にも楽しくないし」

 

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【第17話】男の子が良かったと、子供の性別不満をぶつける夫と義母

夫👨
「いや、俺も自分の子供は女の子より
男の子の方が良かったんだよ…。
女の子の話はよく分かんないし、ママごととか何にも楽しくないし」

義母👽
「あら!やっぱりそうよね?」

夫👨
「俺、男の子が産まれたらサッカーとか
一緒にしたかったんだ。
後、将来はパイロットになって欲しいな」

 

私👩
「…もうこの話はやめましょう。
夫くん、娘ちゃんがいないからって言っていいことと
悪いことがあるでしょ」

 

公衆の面前で声を荒げることもできず、なんとか
震える拳を抑えて対応した。

 

カーッと頭に血が上っていることもわかるし、
自然と低くなった声も震えている。

 

夫👨

「この際正直に言うけど…」

夫はそんな私を嘲笑うかのように、平然と信じられない
言葉を並べた。

 

夫👨「俺だって愛せる子供を育てたいし…」

 

私👩
「アンタッ…自分が何言ってんのか分かってんの!?」

もう我慢なんてできなかった。
誰よりも愛してる娘ちゃんを侮辱されて
黙ってられる訳がない。

 

私👩

「娘ちゃんの事は愛してないって言うの!?
あの子は正真正銘私達の子供でしょ!
性別一つでなに馬鹿なこと言ってんのよ!」

 

夫👨
「別に本人いないからいいじゃん」

義母👽
「そうよ。人それぞれ考えがあるんだから。
それにきちんと子育てだってしてるんだから、
何を怒ってるの?」

 

私👩
(…あぁ、もうこの人達に
どんな正論を言っても無駄だ。)

深い深呼吸をし、自身をなんとか落ち着かせる。

私👩
「なるほど…二人の言いたい事は、
よく分かりましたよ。周りの目があります。
一度家に帰りましょうか」

 

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【第18話】男の子が良かったと、子供の性別不満をぶつける夫と義母

怒りで我を忘れかけていたが
私の声で周りの人の目を集めてしまっていた。

 

とにかく、早く帰るべきだ。
そして冷静になろう。

そう考えて二人を車に押し込んで
車を走らせた。

家に帰る車中で、夫と義母の二人は
終始ぐちぐち文句を並べていた。

 

義母👽
「あんな公衆の面前で大声をだしてっ。
すごく恥ずかしかったじゃない!
知り合いに見られたらどうしてくれるの。
私は町内会の会長で顔が広いのよっ?」

夫👨
「母さん、コイツは子供だから我慢ってやつが
できないんだ。何を言っても無駄だよ」

 

義母👽
「だいたいあなたはこの家に
嫁いできた身なのよ!?
こっちがした親切なアドバイスに
刃向かうなんて、あっては
ならない事なの。

少しは旦那の為に尽くしてる
私を見習いなさい!」

 

私👩「……。」

一切返事をせず、ただ静かに運転をする私の
背もたれをガンっと蹴った義母は
「これだから最近の若い女は」っと
小さく舌打ちをした。

夫👨
「若い頃の俺、見る目がなかったわ」

 

言いかえしたいことは
山ほどあったが、なんとか耐えきった。

そして家に着き、一通りの家事を終えた私は、
自室に戻りある人に電話した。

 

私👩
「もしもし、はい、お世話になってます。例の件は、
進んでるでしょうか?はい…そうですか、
やっぱりそうだったんですね」

引き出しから一通の手紙を取り出した。

私👩
「分かりました。是非、直接お会いしましょう」

 

カレンダーを見ながら、
私は実行の日をそっと指した。

 

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【第19話】男の子が良かったと、子供の性別不満をぶつける夫と義母

カレンダーを見ながら、
私は実行の日をそっと指した。

私👩
「そうですね、明後日から三日間は、
用事があるので、四日後に、用事が終わり次第
伺います。

その時に、全ての証拠を頂けますか?
はい、ありがとうございます。失礼します。」

 

電話を終えた私は小さく息を吐き、
キャリーバックを手に取った。

そこから私は4日間、
娘ちゃんと一緒に家を出た。

 

太陽の光を浴びて、ぐっと背筋を伸ばす。

たった一つの行動で、今後の人生がガラリと
変わると言う日を迎えたのだ。

娘ちゃん👧「ママ」

私👩
「娘ちゃん、ママ、少しだけおうちで大事な
用事があるから、ここで待っててね?」

 

娘ちゃん👧
「うん、わかった」

私👩
「ありがとう、ごめんね…。
じゃあ、少しの間よろしく」

友人に娘ちゃんを預け、私はその場を後にした。

 

少し娘ちゃんがそわそわして携帯を
妙に気にしている様だったが…

とりあえず今は気にしない。
まずは、目の前の事に集中する。

 

4日ぶりに義母と夫がいる家に帰ってきた。

こんなに家を空けたのは久しぶりだな、と
玄関の前で一つ深呼吸をする。

私👩
「ただいま帰りました」

 

家に帰るとバタバタと足音が聞こえて
義母と夫が玄関に押し寄せてきた。

私👩
(あらあら、二人そろって
真っ青な顔しちゃって…)

義母👽
「アンタっ、勝手に家を空けて
何してたのよ!?」

 

義母👽
「デパートのことで臍を曲げて
家出でもしたつもりっ?
生意気なことするんじゃないわよっ」

👨夫
「おい!料理に掃除に洗濯をなんで俺が
やらなきゃならないんだ!お前の仕事だろ!
だいたい、なんなだよこの手紙っ!!!」

夫が手にする手紙は、私が四日前に
玄関に置いたものだった。

 

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【第20話・先読み】男の子が良かったと、子供の性別不満をぶつける夫と義母

夫が手にする手紙は、私が四日前に
玄関に置いたものだった。

私が義母と夫に向けて
書いた内容はこうだった。

 

手紙
『お義母さんと夫の私に対する行動に
嫌気がさしました。

私を奴隷のように扱い、娘ちゃんを
愛さない二人は、私と娘ちゃんなんて
いない方がいいんでしょう?

二人の為に、私たちはこの家を去ります。』

 

私👩
「少しは反省しましたか?」

にっこりとやわらい笑みを二人に送るが、
二人は対照的に真っ赤な顔で私を責め立てる。

義母👽
「こんなでまかせ書いて!何をしたいのっ!!
大体、私たちが貴女をいつ奴隷のように
扱ったっていうのよっ」

 

私👩
「家政婦のような扱いばかりだったと思うのですが、

そういう自覚は無かったんですね」

義母👽
「嫁いできた嫁なんだから当然でしょう?
人の金で食っておいて、何言ってるのよ!」

私😅
(とりあえず、あんたの金じゃないよ)

 

夫👨
「そうだそうだっ、俺は日中働いて、この家を
支えてやってんだぞ!家事と育児しか
しないお前が、偉そうな口叩くんじゃねーよ」

※20話はまだ続きます

 

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第20話の続きは、、、

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