新作スタートしました(((o(*゚▽゚*)o)))
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第1話:果物アレルギー
義母とは仲良くやっているつもりだった。
元々、夫の家が結構収入も多く大きな家庭だったから、収入もそれほど多くない私は、ある程度いびられもした。
しかし、それは義母のほうがマナーもしっかりしているのだから注意されても反感する気は起きなかった。
そしてそれなりに、義母の事もなんでもできる人だと尊敬していた。
でも子供が大きくなってからは、そんな感情はどこかへ行ってしまった。
初めての育児もボロボロになりながらこなし、娘も少しずつ言葉を覚えるようになってきたころだった。
夫が仕事で外に出ているときに、急に義母から連絡がきた。
義母「もしもし、今近くに来ているんだけど、お邪魔してもいいかしら」
このように義母から急にうちに来るよう連絡をよこすのはいつもの事だった。
正直、気は進まなかったが、断るのも悪いと思って、いつも私は家に迎え入れるようにしていた。
私「いいですよ。どうぞ」
義母が来るのでいつもよりも掃除に力をいれる。こういう準備も、義母を迎え入れるのに気疲れする理由なのだが、断れない自分が悪いのだから仕方ない。そんなことを考えている間に約束の時間になった。
義母「あら、意外と掃除されているわね。少し雑なところは目立つけど」
私「はは、、、すいません」
義母「まあ許容範囲だわ。そんなことより、実家の方から、りんごをもらってきたの。よかったら娘ちゃんも一緒に食べましょう」
そういって、娘を手招きする義母。でも、私は申し訳なさそうな顔をして義母に伝える。
私「すいません。うちの娘、果物はダメなんです。アレルギーで」
そう、うちの子は、果物がアレルギーでダメだった。とはいえ、このことは、何度も義母に伝えてあるのだが、この人はなぜかそれを中々覚えていてくれない。
義母「あらそうなの。残念ね。でも変ね。義姉のとこの息子とかは、そんなに偏食じゃないだから、私たちの遺伝じゃないでしょうに、誰がどう育てられたらこうなるのかしら」
そういって義母は、私の事をちらりと見てくる。アレルギーは、偏食とも遺伝とも関係ないだろうに。こうして義母は時々私の育ちの悪さをいびってくる。
まあ、それだけならまだ耐えられるのだが、最近嫌に思っているのがこの後、義母が言うであろう言葉だ。
義母「本当に変ね。義姉のところの息子なんてペラペラしゃべれるのに。あなたの娘なんてまだ言葉もおぼつかないし、ちゃんと育つのかしら」
これが、最近の義母の問題点だ。どうもこの義母は、孫を差別する癖があるらしく、ことあるごとに義姉と私の子どもを比べてくる。しかも私の娘の耳に入ったらこんな話どう思うのだろうか。
ふと娘を見るが、あの子はテレビに夢中である。ほっとしたように胸をなでおろし、義母に向き合う。
娘「はは、、、まあ頑張ってるんですけどね」
こういう言葉しか返すことができない自分も嫌になる。
あとがき
いますよね….急に現れる義母。
良かれとやっている人もいるけど、いびりたいだけにやってる人もいる。どちらにせよ、忙しい時にいきなり訪れられるのはぶっちゃけ面倒。
(こっちは気を使ってるってのに!😭)
全力でもてなしても、その度になにかしら指摘されるのにイラッとしてしまう…💢
悪いところを粗探ししてはダメだししてくるし、そのダメな部分は私の育ちの悪さのせいにされるのが嫌だ…
\こちらのカテゴリーにまとめていきます!/


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